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1.17のつどい 2025 ~あれから30年~

芦屋市の岡﨑です。
今年も、1月17日に神戸の東遊園地で開催される阪神淡路大震災犠牲者の鎮魂イベント、『阪神淡路大震災 1.17のつどい』に参加しました。

 

前日(1月16日)の準備風景

兵庫西支部の竹筒は、最初の“1”の文字の中にありました。

まだ暗い夜明け前、神戸市中央区の東遊園地へ出向きました。
会場脇の関電ビルは、例年通り窓の明かりで1.17の文字を描いてくれています。
午前5時に、公園内の一角に永久点灯されている「一・一七 希望の灯り」から分灯された灯を参加者のリレーによって点灯用ロウソクに受け継ぎ、篠山で作って来た竹筒に浮かべられた蝋燭に、灯入れをしました。
震災発生30周年という事もあり、報道関係の数が、大変多く、作業にに窮屈なほど。
ボランティアによって前日に1.17の文字に並べられた竹筒は、黙祷が始まるまでにすべてが点灯され、竹灯籠となりました。
会場内には時報の音声が流れ、午前5時46分の時報に合わせての黙祷で、会場内は、しばし、静寂に。
点灯前に、竹灯籠をみきわめていたら、当時にはまだ産まれていなかったであろうサンテレビの若い記者に声をかけられ、カメラを回されたので、当日遭遇した、阪神高速道路上での出来事を話しました。
(参照 : 昨年の記事 → https://www.shoai.ne.jp/hyogo-west/1-17_2024/
何故か、毎回、インタビューを受けるのですが、どうしてでしょう?

リレーで火を受けた点火用ロウソク

竹筒のロウソクに点火していきます

午前5時の分灯後、参加者各人の点火によって、黙祷が始まるころには、全部の竹灯籠に、灯が入ります。

報道カメラの列

午前5時46分の時報に合わせて、黙祷

今回のテーマは、「よりそう」で、いまだ故郷へ帰ることのかなわない方がおられる東日本大震災、発生後1年余り経っても復旧が進まない能登半島地震の被災者へ思いを込めて、竹灯籠に並んで、紙灯籠では「よりそう」の文字が描かれていました。

紙灯籠で描かれた“そう”の文字

絵や言葉が書かれた紙灯籠は、込めた思いが伝わります。

​ 毎年、竹灯籠づくりと、1.17 当日の灯入れに参加し、震災発生時刻に合わせて、黙祷させて頂いていますが、被災したのが、奇しくも40歳の誕生日。
誕生日の早朝に、阪神高速の上で命を拾わせて頂いてから、あたりまえのように交わす「おめでとう」「ありがとう」の言葉の重みが変わりました。
何か運命的な感じもあり、命を拾わせていただいてから折り返して40年は、このつどいに参加したいと思っています。あと10年…
なお、会場の掲示板には、協力団体名として、「パナソニック松愛会兵庫東支部・兵庫西支部」の記載がありました。

今回のテーマは「よりそう」でした

協力団体名として、「パナソニック松愛会兵庫東支部・兵庫西支部」の記載がありました。

(文・写真 岡﨑正敏)

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