第78回水彩連盟展(大阪巡回展)
大阪市立美術館・期間2019/5/8(水)~12(日)
◇78年の歴史と伝統をもつ「水彩連盟展」に松村一雄さんが出展されたので赤尾さんと見に行きました。大阪市立美術館は、「フェルメール展」の開催もあって、連休明けにもかかわらず大盛況でした。
◇大阪巡回といえども全国レベルの水彩画展ですから142点の作品が出展されおり、そのほとんどが抽象画でした。しかも入賞の35点のうち23点の作品が女性で65%を占めているのには驚きました。そういう時代になっているのです。松村さんも女性の絵の友達が多いそうです。
◇松村作品『朝光』は日光の陰影がミソです。背景の森の姿を書くでもなく消すでもなく微妙なタッチで描いたそうです。何時もながらの力強い作品に感動しました。
◇会場にはレベルの高い抽象画がほとんどですが、その代表作品というのが、題名が『到来するもの』という・・・何か船のような イメージながら・・・意味するところがさっぱりと分りませんでした、それが文部科学大臣賞なのであります。
◇隣のブースには「現代パステル絵画展」が開催されていたので併せて見学しました。やんわり柔らかい雰囲気を醸し出す「パステル画」は“女性”の肖像画に適していると、松村さんいわく、“女性の肌の色が美しく表現できるからです”・・・なるほど“パステル美人”かと感じ入りました。しかし私はその“柔らかさ”を活かした風景画の絵の方が気に入りました(添付写真⑧)。
◇機会があれば是非ご覧になってください。
令和元年5月8日(水)
レポーター関谷勇
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