第80回2024『関西水彩画展』
松村さん15回連続出展!
2024年3月9日(土)~3月12日(火)
会場:宝塚市文化芸術センター
◇第80回「関水展」が、大阪市立美術館が改修休館なので、「宝塚市立文化芸術センター」で開催されました。私はこのたび初めて宝塚の「文化芸術センター」を知りました。
◇「宝塚市立文化芸術センター」とは、2020年にオープンした宝塚市が誇る文化施設です、ネットで見ると、京都の芸術センター(ゲイセン)の向こうを張って、宝塚だから(ヅカセン)と称するそうで、宝塚にグレートアーテイストが移住してくるまちをめざす・・・アートのまち・文化芸術都市というコンセプト・・・立派なものです。
◇昔の宝塚ファミリーランドの跡地に、「手塚治虫記念館」「宝塚歌劇場」「ザ・宝塚タワー」などが集積しており抜群の立地条件であるとお見受けしました。しかしながら、いわゆる美術館と比べると展示面積が少ないので、出展作品は、 20~30号に限定となっており、50号100号の迫力はありませんが、関西の水彩画の精鋭が250点も出品されているのですからなかなかの壮観です。
◇今回の松村さんの出品は、西国一の寺「西國寺」の仁王門の『草鞋わらじ』でした。松村さんが尾道に行ったときに出会ったそうです。坂の町・尾道のひとが仁王門の仁王さんのたくましい足にあやかって「大わらじ」を奉納したのがはじまりとか・・・。一匹狼の松村流儀でもって、迫力ある大きな草鞋が山門に浮き上がるように見事に描かれています。
◇松村さんは、3年間の奥様の介護を終えて、再び創作意欲が噴出してきたのです。今年の7月31日~8月5日には、池田市民ギャラリーにて、自身の第9回目の個展をやるとのことでした。「関水展」もさることながら7月の「個展」にもご期待ください。
令和6年3月10日(日) レポーター 関谷勇)
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