仏教入門⑤『釈迦の仏教』を紐解く！・・・4/1関谷勇
◇新型コロナ禍の終息いまだということで、龍谷大学の生涯学習事業である公開講座が、2021年度前期9月末まで中止となり、もっぱら伊丹図書館の本を借り出して読んでいます。
◇「仏教の開祖」である「釈尊（釈迦）」は、歴史上の人物として、どのような教えを説いたのであろうか・・・という仏教入門の原点に興味が湧いてきました。
◇それを紐解く手段としての絶好のインド哲学＆仏教学者を見つけました。「中村元博士なかむらはじめ1912-1999」東大名誉教授（インド哲学専攻）という方です。
どこにおいても仏教の講座となると、必ずこの「中村元博士」にぶつかります。中村博士は、世界の東西の言語や思想に精通しており、「仏教」を学問として捉まえておられます。しかもわかり易く、一般人に説くことを信条とされているのです。
◇中村博士の生まれ故郷である島根県に「中村元記念館」があることを知り、昨年9月に見学に行きました。コロナの時期で、私ひとりだけの見学でした。「知の巨人・中村元」が行き着いたこ言葉は「慈しみの心」でした。松下幸之助創業者の「素直な心」のように・・・シンプルです・・・。
◇我々凡人には、深遠なる真理まで届くことはないにしても、仏教が「南無阿弥陀仏」だけではないということを知ることだけでも、私にとって非常な進歩・進展だと感じております。
◇今回もまた目障りながら、支部HPに掲載させていただき、誠に有難うございます。
(2021・4・1　伊丹市　関谷勇)

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