2019年 7月6日 、仁徳天皇陵古墳を含む「 百舌鳥・古市古墳群 」を 世界文化遺産 として登録することを決定しました。2020年5月例会で訪れる予定でしたが、コロナウイルス感染拡大のため、2年遅れで訪れることとなりました。
南海高野線堺東駅　2階西出口に9時過ぎから参加者が集まりはじめ、最終的には60名の方が集まりました。

　ゴールデンウィークのためか、若干少ない参加者数です。天気もよく暑すぎず、絶好の「歩こう会」日和です。
2階連絡通路脇で朝会の開始です。今回のコース説明、回数表彰（30回　仁木さん・12回　中島さん）、新入会員の紹介（鈴木さんご夫妻・大路さん）、次月のコース説明などがあり、10時20分いよいよ出発です。

　堺東駅2階連絡通路を下り、堺東駅前を通り、北へ向かいます。駅を過ぎ、右へ曲がり、地下道をくぐります。さらに直進すると右側に、「方違神社」が見えてきます。10時35分に到着です。お参りや休憩のため10分ほどの休憩です。「方違神社」は、「昔、神社のあたりは、摂津・河内・和泉の三国の境に位置していたため、『三国丘』と称されており、三国の境界にあるため、方角のない聖地と考えられていた。

　古来より方災除けの神として参拝者が絶えなかったようです」。さらに進むと右側に、林（？）古墳が見えてきます。ここが「反正（はんぜい）天皇陵」です。墳丘の規模は全長約148m、後円部径約76m、高さ約13m、前方部幅約110m、高さ約15mで百舌鳥古墳群では7番目の大きさです。仁徳天皇陵古墳の1/3ほどの大きさです。反正天皇は、大鷦鷯天皇（仁徳天皇）の第三皇子で第18代天皇です。

　11時から「反正天皇陵古墳拝所」から、今日の目的地（一次解散）である「仁徳天皇陵」へ向かいます。南へ直進します。南海・高野線を越え、国道310号線の歩道橋を越えます。地図上では、左側に「仁徳天皇陵」があるはずですが、まったく気配がありません。11時30分ころに「仁徳天皇陵古墳拝所」（正面）の500m手前で、休憩となりました。
11時40分ころ、「仁徳天皇陵古墳拝所」に到着です。ここで、一次解散となります。

「仁徳天皇陵」は全長約486m、周囲2.85㎞と圧倒的な規模を誇る日本最大の前方後円墳です。ピラミッド・秦始皇帝陵と並ぶ世界3大墳墓に数えられています。
2021年11月に、「仁徳天皇陵」の第2回発掘調査が行われ、墳丘を囲む三重の濠（ほり）のうち最も内側の堤（幅約30メートル）で、外周部と内周部に埴輪（はにわ）が2列に並んでいることが初めて確認されたそうです。

　「仁徳天皇陵古墳拝所」での解散後、一部の方は、「大仙公園」で昼食をされました。「大仙公園」は、戦災復興都市計画として位置付けられ、昭和38年の事業着手以来、市民の森推進運動による記念植樹、中央図書館、堺市博物館、茶室、都市緑化センターの建設や都市緑化植物園、大芝生広場、日本庭園、平成の森などの整備を経た。

　堺市のシンボルパークにふさわしい風格を備えた総合公園になっています。
現在、計画決定面積81.1ヘクタールのうち、38.5ヘクタールが整備されています。昼食後、JR阪和線　百舌鳥駅に向かい、帰宅されました。

　「堺市役所21階展望ロビー」は、2022年1月29日から閉鎖されていましたが、3月25日から一般開放が再開されました。「展望ロビー」は、地上80mの市役所最上階で、360度の展望が楽しめる回廊式ロビーです。仁徳天皇陵古墳をはじめ歴史を秘めた堺のまちが眼下に広がり、遠くは六甲山、あべのハルカス、金剛山等が見渡せます。

ロビーには、「堺の伝統産業の紹介」や「さいとうたかを」さんが堺出身の「ゴルゴ13×堺市『劇画の世界』」があります。お近くに行った折はぜひ、見学ください
　今回は、「百舌鳥・古市古墳群」の「百舌鳥古墳群」の一部を見学しました。10月4日（火）は、河内ワイナリーとともに「古市古墳群」の一部を見学します。ぜひ、参加をお願いします。