夕暮れの京街道を行く
279回 くらわん会例会 2019年8月6日(火)
〈行程〉京阪本線・八幡市駅 ⇒ 京街道・やまびこ児童公園(夕会)
⇒ 二宮忠八飛行器工作所跡 ⇒ 橋本渡し跡⇒ 橋本駅バス停⇒ スーパー「マツモト」(休憩)
⇒ 国史跡楠葉台場跡公園(休憩)⇒ 楠葉取水場 ⇒ 町楠葉京街道 ⇒ 楠葉モール・京阪樟葉駅(解散)
〈距離〉約5.2km 〈参加者〉 102名
◆集合場所(京街道入口のやまびこ児童公園)
この夏は特別に暑い日が多く35度を超える猛暑日が続く。今日も暑さが厳しい一日、たそがれウォークとはいえ、まだまだ日は高く気温が高い。
国宝に指定された石清水八幡宮があり、春の桜で名高い三川合流の八幡市駅周辺には、少しは川風もあるかと思いながら、京街道入口にあるやまびこ児童公園に集まりました。
夕会が始まり山内会長の報告では、今日の参加者は102名で真夏の気候にしては多くて喜んでいました。
交野市から新入会員1名があり紹介、回数表彰で50回参加の世話役若手の松島さんの回数表彰がありました。他にも12回表彰の方がおられました。
続いて永井リーダより今日のコース説明があり、暑さに気をつけて、水分補給で熱中症予防をとの注意がありました。このコースは初めてのコース、やや道が狭いので車に注意が必要です。 また葛城リーダから来月の「アサヒビール見学コース」の説明もありました。
◆二宮忠八飛行器製造所後から橋本駅へ
旧国道京都守口線と大谷川に挟まれた平地に、東高野街道から京街道につながる狭い道を気をつけながら一列に進む。京阪電車と川と街道との最も狭い場所を少し過ぎ、まもなく宇治川と合流する街道の分岐あたりに「二宮忠八飛行器製作所跡」の説明板がある。
四国愛媛宇和島の八幡浜出身の二宮忠八が、世界で初めて飛行機を作ったライト兄弟と同じ時期に飛行原理に着想しカラス型飛行器や玉虫型飛行器を制作した跡地だという。八幡市には飛行機事故を弔う飛行神社が忠八により作られている。更に狭くなった街道を京阪橋本駅に向かって進みます
八幡神社参道の印である石の常夜灯があり大谷川を渡る。橋本橋がある川沿いに行き、下見では橋本の街の中を歩く予定であったが、先頭のリーダの選択ミスで橋本駅東側の丘陵地帯を登ることになってしまった。
街の中には京阪沿線では有名な昔の情緒が残る旧橋本遊郭跡などがあったが、東の丘の住宅街から駅横の西遊寺前を通り、橋本駅西側の駐車場に出て、枚方市の北の端にできたスーパーマツモト樟葉北店に到着しました。このスパーは施設の整った素晴らしい店舗で、熱く火照った体を冷やすのにはもってこいの休憩場所でした。
◆国史跡(くにしせき)楠葉台場跡公園
休憩の後の、すぐ横は京阪線を超えると桂川、宇治川、木津川の三川合流が終わり淀川となる場所。幕末期に勝海舟の設計による京都守護のため楠葉の砲台があった「国史跡楠葉台場跡公園」となっている。西洋式砲台でありながら、京都伏見への関所しての機能も持っていたところです。
戊辰戦役では幕府に敵対する尊王攘夷派を防ぐため新選組などが戦ったが、伏見鳥羽の合戦で破れて大阪城へ撤退したと歴史に残る。現在は住宅地になる計画があったが、途中で変更され広大な土地が国の史跡として保存されている。
◆国史跡楠葉台場跡公園(休憩)⇒京阪樟葉駅
スーパーマツモトのすぐ隣は国史跡楠葉台場跡公園。ここをを出ると大阪市の水道取水場があり続いて町楠葉の京街道となる。そしてネオンと夕焼けが映える楠葉タワーが夕刻の闇に浮かぶ。
やがてネオンが輝き出す頃、見慣れたくずはモールが見えて、本日のゴールとなり京阪樟葉駅で解散となった。全長約5.2キロメートルの行程が納涼「たそがれウォーク」として初例会の爽やかなコースになった。
写真:吉川、冨田、永井、中溝、松島(50音順) HP作成:冨田