第274回くらわん会 2019年 3月例会

中之島公園散策を経て、大阪城公園で観梅

274回 くらわん会例会 2019年3月5日(火)

〈行程〉京阪・天満橋駅 ⇒ 大川「八軒家浜船着場」(集合) ⇒ 中之島公園 ⇒ 中央公会堂(折り返し)
 ⇒ 川崎橋 ⇒ 追手門学院前 ⇒ 大阪城公園梅林(観梅・昼食・1次解散)
 ⇒ 大阪城天守閣前広場(2次解散) ⇒ 京阪・京橋駅(解散)
〈距離〉約8km  〈参加者〉 147名

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◆京阪・天満橋の八軒家浜に集合

 本日のコースは3年前の2016年3月にも歩いており、くらわん会では人気コースの一つで、約3年毎に行っている。
 今日の気温は15~16℃・快晴・絶好の歩こう会日和、観梅には素晴らしい一日となる予感。集合場所は、京阪・天満橋駅西口前の「八軒家浜船着場」から西へ約50mにある「はちけんやリバーステージ」、今年最高の147名の参加者となった。
 「八軒家浜」は、四天王寺、住吉大社、高野山そして熊野三山への参詣道である熊野街道の起点として、陸海交通の要地として栄えていた所である。

江戸時代には船宿等が8軒並んでいたことから八軒家浜と呼ばれるようになり、京(伏見)と大坂を結ぶ「三十石船」の船着場となり、淀川舟運の要衝としても栄えていた。
  10時10分から朝会、多数回表彰ではくらわん会最高250回参加の山本和義さん、さらに150回参加の細野城司さんと神内邦夫さんのお二人他が表彰された。10時30分に出発、先ずは天神橋の中央螺旋道路を降り中之島公園へと向かう。天神橋は1594年(文禄3年)の架橋とされ、難波橋、天満橋と共に「なにわ三大橋」と称され、中でも天神橋の全長が最も長い。

◆八軒家浜~中之島公園半周~川崎橋

 中之島公園にはバラの花壇が設けられ、89種 約4000株のバラが植えられており、沢山の人が訪れる憩いの公園になっているが、今日は5月に咲かせるバラの手入れ中。
 途中にある中之島公園内で唯一の古跡の橋「バラ園橋」を渡り、次のなにわ橋のガードをくぐると、市民に親しまれている赤煉瓦の「大阪市中央公会堂」(通称:中之島公会堂)が見えてくる。

中央公会堂は、大阪市民・岩本栄之助の寄付により建設が始まり、5年半をかけて1918年(大正7年)11月に完成。日本有数の公会堂建築であり、2002年に国の重要文化財に指定されている。
 中央公会堂前を折り返し、ここで堂島川を北へ渡り中之島公園から離れ、堂島川左岸沿いに東へ歩き、南天満公園を通り川崎橋を目指し、川崎橋から大阪城公園に入る。

◆川崎橋~大阪城公園~大阪城梅林(昼食後1次解散)

 大阪城公園の敷地内には、砲兵工廠跡、大阪城天守閣、大阪城ホール、多目的グラウンドである太陽の広場、軟式野球場、野外音楽堂等が設けられている。公園内には梅林をはじめ樹木が多く植えられ、日本さくら名所100選にも選定されている。
 今日の目的地の梅林は、1972年に北野高校から22種880本を寄贈されたのを機に1974年3月に開園された。現在は約1.7万平方メートルの広さを誇り、約100品種、1270本を数える規模になっており、品種の豊富さでは関西随一の梅園となっている。

品種が多いために例年1~3月までの長期間、梅が楽しめるので桜の様にタイミングを逸するリスクが低く、見学者にも主催者にも嬉しいコース。
 大阪城公園内に入り天守閣を見ながら梅林を目指す。梅林に近づくに従い人並みも増え、この時期は早咲き・中咲き・遅咲き全てが咲き揃い一番の見頃の筈であるが、昨年の台風で一部は芽が出てない木も見られた。正午を過ぎる頃、皆それぞれの場所を決め、梅花に囲まれながらのお神酒や食事を楽しんだ。

◆大阪城梅林~石山本願寺跡~天守閣前広場(2次解散)~京阪・京橋駅(解散)

 昼食後は内堀から空掘を過ぎ、石山本願寺の跡地に築城したと言われる本願寺の記念石碑に続き、豊国神社を左に見ながら「桜門」から城内中心部に入って行く。
 太平洋戦争の空襲によりいくつかの建物が焼失し、天守閣も各所で破損したが、戦後の全域の公園化と、1958年(昭和33年)から1966年(昭和41年)にかけて行われた櫓・蔵などの修復工事、1997年に行われた「平成の大改修」により今日見られるような秀麗な姿になる。公園内には1970年の万国博覧会を記念し、松下電器が埋設した「タイムカプセル」が眠っている。大阪城天守閣前に、2017年秋開業の「ミライザ大阪城」という施設が目を引く。

これは昭和初期に陸軍第四師団司令部庁舎として大阪城天守閣と同時期に建てられたもので、その後は「大阪市立博物館」として親しまれていたが、博物館閉館後16年の時を経てリニューアルされ、歴史と文化に触れながら楽しめるショップ・カフェ・レストランとして生まれ変わったものである。
 大阪城公園内はとても広く、歩くのが大変という方にロードトレインやエレクトリックカーという乗物が走っている。天守閣前広場で2次解散となり、帰途「大阪城ホール」を見ながら京阪・京橋駅に向かう。梅の香りを楽しみながら、春の訪れを感じる大満足の1日であった。

<取材:安藤、吉川、徳田、冨田、永井、松島 HP作成:吉川>

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