成田山不動尊・蹉跎神社(初 詣)
272回 くらわん会例会 2019年1月8日(火)
〈行程〉京阪 香里園駅 ⇒ 友呂岐神社 ⇒ 成田山不動尊 ⇒ 創造の森公園(休息)⇒ 蹉跎神社
⇒ 翠香園ふれあい公園(昼食) ⇒ 意賀美神社 ⇒ 京阪 枚方市駅(解散)
〈距離〉約8km 〈参加者〉 120名
★香里園駅前に集合
2019年亥年幕開けのくらわん会は1月例会恒例の初詣で、地元コース開催は2013年1月に今回の逆コースで実施以来である。香里園駅前の西口あたりに集まった元気印は120人もの歩くのが大好きな仲間たち。いつもの例会と比べて女性の参加者が多く華やかである。穏やかな晴天のもと寒さも少し緩んだ中、「おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします」
爽やかな笑顔で新年の挨拶を交わす姿があちこちで見られる。定例の朝会が始まり、新役員紹介、新会員紹介、多数回表彰(100回:葛城さん、75回:村尾さん、細野さん、50回:櫻木さん、12回:田辺さん))、コース説明と淡々と流れる。各自が思い思いの柔軟運動で体を解し、気分的に体が軽くなったところで出発の笛の合図で一歩を踏み出す。さあー出発。
★友呂岐(ともろぎ)神社
37階建のザ・香里園タワーを左手に見ながら、早速 緩い坂道を上がる。暫くバス通りを歩き香里カトリック教会の前を直進する。10分程度で最初の目的地である「友呂岐神社」に到着。現在、誉田別尊[ほんだわけのみこと](応神天皇:厄除け・安産の八幡様)・菅原道真公(学問の天神様)・茨田連衫子[まんだむらじころもこ](土木建築の神様)の3柱がお祀りされている。
友呂岐は、鞆呂岐とも書き古代から皇室の荘園だった。鞆には天皇の立派なお姿の形容、呂岐は神を表す語で ”ともろぎ” の語源が偲ばれる。
松の内も明け8日となるとさすがに一般参拝客は少ない。歩こう会の占領状態で、こじんまりとした境内は100名を超えると満員電車の車中のようで、列をなしながらの参拝。
★成田山不動尊
香里ヌヴェール学院の前の道を少し下り、今度はすぐに成田山の登り参道を上がる。ここまで僅かではあるがアップダウンの道で、脚力強化(維持)に効果がありそうだ。
成田山不動尊は成田山新勝寺の別院で本尊が不動尊であり、鬼門除けとして信仰されているほか、日本で初めて人・車一体の専用祈祷殿で「交通安全祈願」の祈願を行なった最初の寺として知られている。
また2月3日の節分祭の時は有名芸能人(今年の予定:大相撲の豪栄道、漫才師の宮川大助・花子など)などが参加し、「福は内」のみの連呼でも有名である。三箇日は過ぎたが、さすがに成田山 一般の参拝者、車と一緒にお参りする人も大勢いる。大門松で飾られた山門をくぐり、本殿の不動明王に向かう。ここでは皆さん、期待を込めておみくじを購入されたり、厳かな気持ちで真剣に新年の祈願を行った。
★香里の森公園・蹉跎(さだ)神社
成田山で参拝後、次の目的地に向けて住宅街の中の道を進む。末広町交差点を渡り、再び住宅街の中を進む。小高い丘の頂上にこの公園はある。公園には吊橋もあり整備も行き届いているので、子供達の遊び場や憩いの場所として利用価値も高いと思われる。ここで暫しの休憩タイム。
休憩で体力回復後、次の目的地は京阪電車の香里園と光善寺のほぼ中間点近くにある「蹉跎神社」。住宅街の中の道としてはびっくりする広い道を直進すると、正面に木立に囲まれた神社が目に入る。
蹉跎神社は、縁起によると、901年(延喜元年)2月、菅原道真が太宰府に左遷の途中、娘の苅谷姫は父を見送るためにこの地まで来たが、道真は既に出発した後で逢う事が出来ず、足摺り(さだ)して嘆き悲しんだので、この旧跡を「蹉跎山」と名づけられた。951年(天暦5年)道真が自ら作った木座像を、村人がこの蹉跎山に社殿を造営し、祀ったのが神社の始まりである。
2018年11月に枚方南支部の社会貢献活動の一環として、有志により境内の清掃活動をさせていただいたが、境内は台風21号の被災の爪痕がまだ残り、改めて自然の驚異に驚かされた。
★翠香園ふれあい公園・意賀美(おかみ)神社
次の目的地は、お待ちかねの昼食場所でもある「翠香園ふれあい公園」。道中の蹉跎小学校前の坂道は「枚方つーしん」のひらかた坂道ランキングで角度が第1位(14~16度)であり、今回は逆コースで胸を撫でおろす。
長方形の形をした広い公園は、遊具も揃っており地域の恰好の遊び場であり、周囲には桜の木も多く、満開のころにも是非訪れたいところである。やや遅めの昼食タイムということで、普段以上にエネルギーを詰め込むことができたのではなかろうか。
今回のコースは上り下りが多いこともあり、ここで一次解散。
お腹も膨らみ体を動かすのにしんどさを感じる中、重い腰を上げて最後に向かうは意賀美神社。住宅街を進み国道1号線(通称:京阪国道)のガード下を潜り、京阪電車と並行して走る大阪府道21号線(通称:八尾枚方線)の歩道を、枚方パークを右に見ながら枚方公園駅まで進む。「夜泣き地蔵」で知られる台鏡寺(臺鏡寺)の下を通り、最後の目的地へと向かう。
今回最後の坂が待ち構えていたが、元気印は頼もしい。神社の石段をもろともせず本殿に向かい、参拝する。本日何回目の参拝だろうか? 。神社の隣の一段低いところにある約100本の梅林は蕾の状態で、見頃にまだまだ早い。その梅林を抜けると1595年に豊臣秀吉が建てた御茶屋御殿がありその跡地の「御茶屋御殿跡展望広場」で、眼下に広がる素晴らしい眺望を堪能。ここで二次解散となる。
天候にも恵まれ歩くことの楽しさ、仲間とのコミュニケーションの大切さを実感できた例会となった。一日に四社寺も参詣できた健康に感謝しながら、清らかな気分で足取りも軽く帰路についた。皆様、今年も健康に留意して元気で歩きましょう!
写真:梅原、吉川、徳田、中溝、松島(50音順)HP作成:徳田