第259回くらわん会 2017年12月例会

廃線跡

259回 くらわん会例会 2017年12月5日(火)

〈行程〉JR西宮名塩駅 ⇒ 廃線跡入口 ⇒ 北山第一トンネル ⇒ 北山第二トンネル ⇒ 横溝尾トンネル ⇒ 第二武庫川橋
 ⇒長尾山第一トンネル  ⇒ 親水広場 ⇒長尾山第二トンネル ⇒ 長尾山第三トンネル ⇒ 河川公園広場 ⇒ 武田尾駅
〈距離〉約8km  〈参加者〉 112名

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◆木枯らしが吹くJR西宮名塩駅に集合

師走を迎え慌ただしい日々が続きますが、そんな忙しい日々を忘れ今年最後のくらわん会例会を思う存分楽しみたいものです。 12月に入り少し寒い日が有りますが今日は快晴に恵まれました。本日のコースは、全長約8Kmの武庫川の源流渓谷と紅葉をめでながら、JR旧福知山線の廃線跡のウォーキングのすばらしさを味わうために大阪駅から快速電車で約30分程のJR福知山線の西宮名塩に集合しました。

遠方にも拘わらず112名の参加となりました。
駅前ロータリー横で定刻通り朝会が始まります。多数回表彰(150回の林さん)、新参加者の紹介(5名が初参加)、本日のコース説明と注意事項の徹底です。 トンネル内は無灯(真っ暗です)のため懐中電灯で足元を照らして枕木などに注意し安全を確保することが必要です。次に来年1月のコース案内です。戌年の初詣は、住吉大社です。

◆武庫川渓流に向けて出発します

西宮名塩駅から南東方向に出発します。住宅地を抜けると約20分で廃線跡入口への分岐点に到着します。 ここにハイカー用の常設トイレが設置されています。2016年ハイキングコースとして整備され一般公開され折に併せて整備されたようです。 廃線跡の整備によりハイカーが増えることに対する配慮があったようです。ここから武田尾駅近くまで常設トイレは有りません。
武庫川渓谷の左岸側から廃線跡へのスタートです。少し歩くと武庫川渓谷の流れが見えてきます。このあたりには、落石注意、事故は自己責任、クマに注意などの看板が見られます。

紅葉の秋らしさは影を潜め、渓谷に迫る絶壁が冬の到来を告げようとしています。更に目を引くのが渓谷のあちらこちらに林立するけた外れの大きさの巨岩群です。
このあたりを高座岩(こうざいわ)と呼ばれる一帯が見えて来ます。中でも最大の物は上面8間、高さ5間と言われる方形大岩石です。この巨岩は、干ばつ時の雨ごいの場所と言われています。 また岩石の真下は龍宮に通じているとの伝承が残されています。龍宮の主、乙姫様の遊び場で岩が汚れると雨を降らせて岩を洗うと信じられていたようです。

◆6つのトンネルと渓谷の絶景をお楽しみください

まもなく北山第一トンネル(長さ318m)が見えて来ました。トンネル内は無燈なので真っ暗である。 トンネル入口で懐中電灯の準備を行い暗闇の中へ進んでいきます。真っ暗の中を足元に注意しながら進みます。1人なら引き返すかもしれません。 理由は出口が見えていないからか。ようやく出口です。
トンネルを抜けると廃線跡らしい枕木の遊歩道が表れます。紅葉も終わったとは言え落ち葉のせいか、枕木道もなかなか風情が感じられます。周囲の景色を楽しみながら800mほど歩くとコース最長の北山第二トンネル(413m)が見えてきました。 ここは枕木、枕木の釘、バラス等の足元が悪いので一層の注意が必要です。特に枕木の釘が抜かずにそのままに放置されています。

転倒すると大変危険です。慎重に進みましょう。更に800mほど進むと横溝尾トンネル(140m)があります。トンネル出口近くになるとトンネル出口に架けられた第二武庫川橋(70m)が見えてきます。 トンネル内からの橋のシルエットは、写真撮影の絶景ポイントのようです。この武庫川第二橋は2016年の整備工事により安全な橋が新しく掛けられていますので安心して渡ることができます。 旧の歩行者専用橋を見ると確実に下の武庫川に転落しそうなほど朽ち果てたと思われる鉄橋が残っています。この武庫川第二橋を渡ると右岸側に移ると同時に長尾山第一トンネル(306m)が目前である。 ほどなく親水広場に到着します。ここで休憩の予定です。

◆武田尾駅を目指して頑張りましょう

親水広場では、記念碑が建ち公園として整備されたようだが他の団体が昼食中のため通過することにする。お昼時を過ぎていますがもう少し頑張りましょう。トイレがないため新しく整備されている武庫川河川公園をめざします。 親水広場を出て長尾山第二トンネル(147m)、そして引き続き、本日最後の長尾山第三トンネル(91m)を過ぎると河川公園があります。ここでお待ちかねの昼食です。 トイレもありますので安心してビールも飲んでいただけます。帰りの武田尾駅までは後僅かです。

いつもよりゆっくりとした昼食を楽しむ方、風が冷たく寒かったため、早々と食事をして武田尾駅に向かう方もいます。 昼食を境に1次解散となりました。私たちも武田尾駅へ向かうことにしましょう。今日は廃線跡の枕木、枕木の釘、バラス、落石等に注意しながらの歩き慣れないコースだったのと、休憩もあまり取らなかったので武田尾駅の急階段がきつそうな参加者をチラホラ見かけます。 お疲れ様でした。気を付けてお帰り下さい。

写真:吉川、安藤、松島、中溝 記事:HP作成:中溝

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