第255回くらわん会 2017年 8月例会

ツバメのねぐら(たそがれウォーク)

255回 くらわん会例会 2017年8月1日(火)

〈行程〉京阪観月橋駅 ⇒ 宇治川河川敷(集合) ⇒ 宇治川公園(休憩)⇒ ヨシ原(ツバメのねぐら観察)
 ⇒ 京阪観月橋駅(一次解散)⇒ 京阪中書島駅(解散)
〈距離〉4km  〈参加者〉 88名

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◆京阪電車観月橋駅の観月橋下河川敷に集合し夕会

 迷走台風5号の影響で夕立が心配されたが、特に問題なく、たそがれウォークに適した天気である。だが京阪電車の香里園~光善寺間での人身事故の影響でダイヤが乱れ、10分遅れの夕会となった。集合場所は京阪宇治線の観月橋駅を出て、左側の観月橋を渡り切った、橋の下に整備された河川敷で分かりやすかった。宇治川を渡ってくる風が、汗ばんだ肌には気持ちよく感じた。
 いつものたそがれウォークよりも30分遅い18時の集合で、88名の参加である。小中学校が夏休みで、お孫さんを連れてこられた方もあり、金の卵たちには、元気をもらえる。感謝!

 夕会では、いつものように多数回参加表彰から始まり、松倉 敏明様が200回参加、松山 明様が100回参加、後藤 茂子様が50回参加を達成、誠におめでとうございました。  表彰式の後は、本日のコース案内をリーダーの井之上さんからあり、特にツバメについて事前勉強の成果をを披露された。紀行文の最後に一部を掲載します。
 引き続き、9月例会の案内と注意点を9月のリーダー葛城さんから説明された。今日は約4kmと短いため、準備体操は省略。

◆宇治川公園を目指して出発

 夕会後は、観月橋の上から宇治川公園を目指して出発した。直ぐに近鉄京都線の鉄橋が見え、通過する電車には乗客が少なく感じた。その鉄橋をくぐると、間もなく右側に宇治川公園が見えてきた。運動場は87千㎡もあり、軟式野球9面、少年野球4面の見事に整備された運動公園である。ここでトイレ休憩もそこそこに、その先にあるヨシ原群生が目的地のツバメのねぐらである。
 到着すると、既に近所の子供達や保護者の方たちがツバメのねぐら観察をされていた。近づくと「こんにちは」「こんばんは」と気持ちの良い挨拶をしてくれ、清々しく感じた。

おそらく夏休みの自由研究にツバメのねぐら観察を計画されたのかもしれない。
 丁度太陽が沈み辺りが少し暗くなってきた。日が沈んで20分くらいしてツバメ達がねぐらに戻ってくる。空一面にツバメ達が舞っていた。一見小さなゴミが沢山舞っているようにも見えた。
 皆さん写真に納めようとシャッターを切るが、上手に撮れているか気になりながらの作業でった。 「あんなに沢山のツバメがいて、自分の巣が分かるのかな?」正直な疑問である。人知の及ばないツバメの特殊な能力が存在しているとしか思えない。

◆30分ほど観察して来た道を戻る

 20分程ツバメを観察していると、綺麗な夕焼けに感動した。ヨシ原から今通った道を引き返した。

観月橋駅で一次解散となり、まだ元気のある会員さんはお酒の誘惑?に魅かれ、中書島駅に向かった。

◆以下は日本野鳥の会の資料より抜粋

 ツバメは夏になると、田んぼや公園・街路樹などをすいすいと飛び回っている。春から夏にかけて日本にやってくる渡り鳥です。春に日本に渡ってきて、秋にインドシナ半島やマレー半島、オーストラリアの北部に帰って行きます。
 3月上旬ごろに日本に渡ってくると、民家の軒先など、人が出入りする場所を探して巣を作り、子育てをおこないます。あえて人の目に触れる場所で子育てをするのは、カラスや蛇などの外敵からヒナを守るためだと言われています。

このため、ツバメは、スズメと並んで最も人の生活の近くにいる野鳥であるといえます。 やがてヒナが大きくなると巣立ち、日本から去るまでの間、エサをたくさん食べて渡りのための準備を行います。その時、大きな川の河川敷などで集団ねぐらを形成します。
 体の上面が黒で、お腹が白、喉が赤いのが特徴です。日本で子育てをするツバメの仲間は、ツバメ、イワツバメ、コシアカツバメ、ショウドウツバメ、リュウキュウツバメの5種類がいます。

◆ツバメの集団ねぐらについて

 ツバメは、春から夏にかけて人家の軒先などに巣を作り、子育てを行います。巣立った若鳥たちは、昼間は市街地周辺で過ごす。夜は近隣の河原に集結して集団ねぐらを形成します。ねぐらの規模は、小さなねぐらでは数百羽、大きなねぐらでは3万~5万羽もの規模になります。

◆どうしてねぐらを作るか?

 なぜ集団ねぐらを形成するのかについて、詳しい理由はよく解っていません。ツバメを狙うヘビやタカ、カラス等から身を守るためという説や、採食場所の情報交換をしているという説もあります。

<写真>吉川、冨田、中溝、松島 <HP作成>永井

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