2023年度「身近な水環境の全国一斉調査」参加報告

 

2023年6月7日
溝口 正彦(枚方南支部役員)

1.身近な水環境の全国一斉調査 ~笑顔でつなぐゆたかな水辺~

 河川等の身近な水環境に対する市民の意識の高まりを受け、全国各地で水質調査を行ってきた主な市民団体の代表者で設立した全国水環境マップ実行委員会が統一的な調査マニュアルをまとめ、これに基づき、2004年から、毎年世界環境デー(6月5日)に最も近い日曜日を中心に、身近な水環境の全国一斉調査が行われています。その結果を元に分かりやすいマップを作成し、身近な水環境に関する市民の更なる理解と関心を深めていく取組となっています。(2023年度は、6/4に実施決定)

 この調査に2009年から参加しているパナソニックエコリレージャパンから案内があり、枚方南支部として昨年に続いて「第20回身近な水環境の全国一斉調査」に参加しました。今回は年次支部大会開催日(6/4)と重なり、早朝に藤田川のみ(昨年は、藤田川と天野川の2カ所)で測定を行いました。調査結果は下記の通りです。

2.実施結果

<画像はクリックすると大きくなります>

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3.評価概要

  • 調査者:社会貢献担当支部役員 溝口 正彦(他1名/奥様に協力頂いた)
  • 評価:藤田川は枚方市香里ヶ丘の丘陵地帯から天野川へ流れ込む川である。この河川は住宅地の中を流れているが、生活排水が流れ込むことは殆どないため、昨年実施した奈良県生駒方面から流れる天の川の水質調査より良い結果であった。
  • 藤田川流域は非常に雑草やゴミが多く(上記画像)、岸辺の適切な測定点まで辿り着くのに、苦労が多かった。
  • 【注】COD(Chemical Oxygen Demand 化学的酸素要求量)
    水質汚濁の指標の一つとして水質試験で用いられ、この一斉調査では、分かり易く精度を確保できる調査方法として、パックテストを採用。3回測定し、それらの中央値を採用することで、より正確な測定を実施。

    <報告:溝口、撮影:奥様、HP作成:吉川>

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