体験型防災施設の見学
2013年9月27日
2013年9月27日 社会見学会は『大阪市立阿倍野防災センター』を訪れて、関西でも近い将来に “南海トラフ巨大地震” の発生が危惧される中で「大地震、大火災発生・・・その時に皆さんは何が出来ますか?」をテーマにした大災害に対する防災を体験学習しました。
集合場所はJR京橋駅前広場で46名の会員と奥様が参加しました。天候はまさに雲ひとつない秋晴れにめぐまれました。JR京橋駅を10時に出発、JR天王寺駅で下車し、きれいなあべの「Q’sMALL」の地下街を通り、「あべのハルカス」を見ながら『大阪市立阿倍野防災センター』に到着しました。
『大阪市立阿倍野防災センター』での防災体験学習
センターの防災体験学習エリアにある震度7の激震、倒壊する市街、充満する煙、等リアルな模擬災害現場をくぐり抜けて、本物の防災知識、行動を学ぶことが出来ました。みなさんが実際に体験したのは
①バーチャル地震コーナー・迫力ある大画面映像と振動装置が、大地震発生状況をリアルに再現
②火災発生防止コーナー・・室内のガスコンロの火など危険性のあるものを早く止めて二次災害を防ぐ学習
③煙中コーナー・・・・・・火災の煙で充満した廊下を姿勢を低くしてハンカチを当てて素早く避難
④初期消火コーナー・・・・厨房で火災発生!消火器の安全ピンを抜き、ノズルを火元に。15秒で消火
⑤119番通報コーナー・・公衆電話で落ち着いて詳しい火災状況を正しく伝える119番通報を練習
⑥応急救護コーナー・・・・止血や骨折の固定を身の回りにあるもので緊急にする応急救護を学習
⑦危険個所の察知・・・・・崩れた建物の近くに放置されたむき出しのガス管、切れた電線など危険性を学習
⑧震度7体験コーナー・・・起震装置を用いた地震体験で阪神・淡路大震災、南海トラフ巨大地震(予測)級の地震の揺れを体験
最後に参加者全員に体験記録として『大阪市立阿倍野防災センター』から修了証をいただきました。
みなさんしっかりと防災体験学習をして、いささか疲れた後は「がんこあべのルシアス店」でゆっくりと昼食を楽しみ、その後に解散をしました。その後は地上300m(2014年春に完全開業)の日本一高いビル「あべのハルカス」の大阪の新しい観光スポットを楽しむ人もいました。
『大阪市立阿倍野防災センター』は大きな災害状況を具現化して、わかりやすく体験できる施設でした。
火災発生防止、煙中、初期消火、119番通報、応急救護、危険個所の察知の各コーナはすべてに役立つ体験が出来、特に震度7体験コーナは起震装置を用いた阪神・淡路大震災、南海トラフ巨大地震(予測)級の地震の揺れを体験しましたが、手すりをシッカリとつかまなければ飛んでしまうほどの耐えられない恐ろしく大きな揺れでした。
今回はいろいろな災害状況を実際に把握し、非常時に備えた防災学習が出来、各々の立場で持ち帰って今後の防災の備えや行動の参考にすれば、被害を最小限にくい止めることが可能になると思いました。ご参加いただきました皆様、お疲れさまでした。
レポート:中村 写真:日垣、吉川、永井、中村