2012 社会見学会『都をどりの観覧』

2012年4月18日(水)

 今年の当支部の社会見学会は、京都・祇園甲部歌舞練場にて99名の参加者で、『都をどり』の観覧を実施いたしました。当日4月18日(水)は桜シーズンの終盤ながら、絶好の行楽日和に恵まれ、ご夫婦での参加も35組と多くなりました。
 12時半からの公演ですが、1時間も前から来場され、若かりし頃に父親と来た会場を、懐まれている会員さんもおられました。当支部の会員さんは一等観覧指定席で、2階の椅子席と左右の桟敷席に分かれて着席しました。
 「ヨーイヤァサー」の掛け声と共に幕が開き、公演がスタート。今年の演目は、平家物語にスポットを当てた「平清盛由縁名所」(たいらのきよもりゆかりのなどころ)です。全八景で春から夏・秋・冬そしてまた春へと、四季の移り変わりを舞台上で第一景は、まさに春の到来を華やかに告げる古都の風物詩で、左右の鐘、太鼓、掛け声、謡いがあり、見栄えのするものでした。

「都をどり」公式パンフレット

 LEDの蛍、雪、月、幕の波等の演出や、若手からベテランまでの芸舞妓の踊りに感嘆しつつ、場景が進み、いよいよ最後の八景では、総勢約60名の芸舞妓総出の豪華で圧巻のフィナーレの踊りで、約1時間の公演が終了しました。

 古都に春を呼ぶ『都をどり』。その格調高い豪華絢爛の舞台は140年の長い間、多くの人を魅了してきた素晴らしいものでした。 終了後は現地解散となりましたが、そのあとはご夫婦で近くの祇園の料亭へ行かれたり、名残の桜を楽しんで散策されたりして、それぞれ無事に帰路につかれました。

レポータ:樫本昌三  写真:鬼頭、吉川、日垣、中村

PAGE TOP