2007年9月6日
今年度の社会見学会は「裁判所」と人気スポット「天満天神繁昌亭」見学とという異色の組合わせで、9月6日(木)に行われた。当初80名の定員は申込み受付後の1週間で突破、急遽予約追加、約120名の方が参加され、楽しく意義のある1日を堪能された。男女共通の関心事でありご夫婦での参加も多かった。
裁判所見学(午前)
平成21年に導入予定の「裁判員制度」勉強のため大阪地方裁判所での傍聴。最初に裁判所の解説が約30分行われた後、6班に分かれて小法廷に入場。 大阪地方裁判所では一日平均約70件の裁判が開かれてるとの説明を聞き、チョッと吃驚。
テレビドラマでの裁判場面は見ているが、実際のシーンは始めての経験である。既に検察官の論告が開始されており、ゾロゾロ入場した我々に、被告人の鋭い目を受け緊張する。思わず顔を覚えられない様にという気持ちが目をそらせる。 刑務所内の囚人同士の傷害事件で、大きく報道されるような事件ではなかったが、 検察官と弁護人の派手なやりとり等はなく、次回判決日程が言い渡されて終了。
2件目は銀行強盗未遂の最終判決で、銃刀法違反で懲役3年、執行猶予5年が 言い渡された。裁判官の被告への更生説諭が印象的であった。 裁判員に選ばれたときの不安は、何も解消されなかったが、もう少し勉強しようという 気持ちにはなっている。
天満天神繁昌亭見学(午後)
前日に経済効果116億円と報道され、これを前ネタにした演者もおられた。当日の昼席は松愛会関係で半分以上、落語8席、曲芸、マジック各1席を3時間ゆっくり楽しんだ。私は名前をよく知らない若手が多く、「桂ざこば」とTV番組「笑点」に出ている東京の「春風亭昇太」が出演され、ベテランの味を出された。
落語はラジオ、テレビでは時に視聴するが、舞台での鑑賞は殆ど経験がない。結果は大満足、身近に、演者の顔の表情、声の変化、身振り等を見て、最初から最後まで笑い放しであった。「大阪天満宮」にお参りをして、帰宅の途についた。
(レポータ 吉川 亨)