2013年6月26日
(1)開催挨拶
松愛会では昨年度より ”まるごと爽健” を合言葉にした個人・組織・地球環境の健康づくりに取り組んでいます。2年めの今年度はご家族にも健康づくりに参加いただくよう活動を広げて、当支部の独自の取り組みとして、近年関心の高い「骨密度」や「ロコモ(運動器症候群)」に焦点を合わせた企画です。
6月26日に松心会館で骨密度測定、健身計測(体脂肪率・筋肉量測定)、「インターバル速歩」DVD視聴、「転倒防止対策」運動セミナー等の盛りだくさんのメニューで ”枚方南・健康フェスタ” を開催しました。
あいにくの雨天で足元の悪い中でしたが、27名の会員・奥様の参加をいただきました。
(2)骨密度測定
骨密度(こつみつど)とは、単位体積あたりの骨量のことでカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが、骨にどのくらい含まれているかの指標です。 一般に20代でピークとなり、その後は徐々に減少します。骨粗鬆症(こつそそしょうしょう)等の防止のため、自分の骨密度を知っておく必要があります。
測定時間は1分ぐらいで、すぐ結果が印刷されるので、参加者のみなさんは標準値より良ければ喜んだり、低ければ少なからずショックを受けられていました。全員の測定後に測定を担当していただいた関西健康福祉協会の高見室長から再度、測定値の見方と今後の対策を話していただきました。
(3)健身計測
健身計測では体脂肪・筋肉・骨・水分など身体を構成する体組成分を全身、部位別に測定できます。具体的にはBMI、基礎代謝量、体脂肪率、内臓脂肪指数、筋肉量、推定水分率、推定骨量の数値がすぐに表示されます。
支部の地区委員が事前に測定の勉強して、当日の会員のみなさんの測定とその数値を見て結果内容の説明をしました。計測の数字を見て、みなさん一喜一憂しましたが、自分の良いところや弱いところを明確に把握することが出来ました。
(4)インターバル速歩のDVD視聴と「転倒防止対策」運動セミナー
「インターバル速歩」のDVD視聴は
DVDでは信州大学大学院の研究の「インターバル速歩」を紹介しており、その研究では1日1万歩、漫然と歩いても効果なし!? 健康のためにウォーキングをする人の中には、「1日1万歩」を金科玉条のように自分に課している人もいますが、ダラダラと長く歩くよりも、「早歩き」「ゆっくり歩き」を交互に繰り返して効率的に歩くのが、体力向上や血圧低下に効果があると発表していました。
「転倒防止対策」運動セミナーでは
ヘルスケアトレーナーの西尾さんからまずロコモ(運動器症候群)とは人の身体を動かす時に関わる骨、筋肉、関節、神経等の運動器が衰えて「立つ」「歩く」の動作が困難になり、要介護や寝たきりになってしまうこと、またはそのリスクが高い状態のことで、これは日頃の生活スタイルで予防が出来るとの話がありました。その後に西尾トレーナーからロコモ予防におすすめのロコモーショントレーニングの開眼片足立ち、スクワット、ストレッチ、ウォーキングの方法を具体的に指導していただき、参加者全員で汗をかいて実践しました。
(5)アンケート結果
今回参加頂いた方々からは異口同音に、「非常に有意義であった。毎年続けて欲しい。自分の体力・健康の進歩・進化が目に見えて(見える化)分かるので、運動セミナーは良かった。今度機会があれば再開願います。」等のご意見を頂きました。
これらの意見を参考にして今後の計画を検討したいと思います。
報告:米田育平、写真・HP作成:中村雅裕