■水都くらわんか花火大会 概要
- 開催日時
- 2022年9月4日(日)12:00~20:00(予定)
花火打ち上げ時刻 19:30(予定) - 開催場所・イベント内容
- 淀川河川公園枚方地区(枚方会場)
企業PRブース(こども縁日)・水都音楽祭(音楽ステージ)・
地域飲食ブース・ケータリングカー・ドリンク販売・打上花火 - 淀川河川公園大塚地区(高槻会場)
企業PRブース(こども縁日)・ケータリングカー・打上花火 - 打上発数
- 4,995発
詳しくは、「水都くらわんか花火大会」をご覧ください。
■「水都くらわんか花火大会実行委員会」の取材
以前から「枚方で花火大会を復活させる会」のFaceBookをフォーロしていました。毎年夏にゲリラ的に花火を打ち上げていましたが、今年9月に枚方市で19年ぶりに、正式に「第一回水都くらわんか花火大会」として復活されるという投稿を見ました。これは、会員さんに紹介したいと思い、HP委員会で検討の結果、取材することとなりました。
7月7日(木)に「水都くらわんか花火大会実行委員会」に伺い、井關実行委員長(36歳)からお話を伺いました。
■井關実行委員長の思い
井關さんの第一声は、「枚方といえば?」「枚方のメインストリートは?」でした。昔は、「枚方=菊人形」でしたが、今は明確な答えが見つかりません。
『花火』を枚方の軸にしたい。花火が軸になれば、「花火の日」に同窓会の開催・帰省する、枚方市に住みたいとなっていきます。バトンをつなぎ、100年後まで花火大会が続くようにしたいです。
井關さんは、若いころ精神的に苦しみ、自己肯定力の低下・自分は社会に必要ないと考えるようになり、「社会に認められたい」という思いがつのりました。
飲食業をするなかで、お客さんから「枚方でも花火大会を見たい」という話を聞き、自分たちで、花火大会を復活させようと決意されたそうです。でも最初は「花火の上げ方」すら知らなかったそうです。
■花火大会を開催までの経過と課題
花火大会を開催するのは、簡単ではありませんでした。個人で活動しても誰も相手にしてくれません。そこで、井關さん個人の信用と実績が必要になると考え、2015年から5ヶ年計画で、実績(詳しくは、下表【過去の取り組み】参照)を積んできました。
花火大会を開催するためには「課題」があります。1つは「安全」、2つ目は「花火大会を復活させたい」という市民の気持ちと協力です。2019年までは告知せずに「花火の打ち上げ」を実施しましたが、今回は告知します。告知すれば来場者が増え、交通規制が必要になります。警察によれば、京都守口線を止めるには行政の要請が必要ということでしたので、枚方市・高槻市・地元の方々の協力が必要です。
2019・2020年は、コロナ禍で中止になりましたが、その期間に行政との調整ができました。ただ、井關さんとしては、初年度は来場者を抑え、地元の方々に楽しんでほしいという思いで、メディアなどの取材は断ったそうです。
今回の打ち上げ数(4,995発)は、枚方市・高槻市の去年の子どもの出生数で決定しました。今後も、出生数をもとに、打ち上げ数を決定していきます。それにより、枚方・高槻の未来が見えてきます。
今回は、実行委員65名(枚方・高槻)、ボランティア500名で開催となり、費用も5,500万円以上必要です。市の補助金がなくなり中止になった例もあり市の補助金は入れない方針で、1口5,000円 約800件(個人・法人)の協賛金が集まっていますが、まだまだ不足しているようです。
なお、花火大会の開催に共感したので取材後に、取材メンバーの4人で1口の協賛をさせていただきました。
★ 寄付を希望される方は、こちらから確認をお願いします。
■過去の枚方市の花火大会の歴史
枚方市では1956年から毎年大きな花火大会が開催されており、規模は大阪府下二番目でした。
くらわんか花火大会は、1976年~2003年まで開催され、打ち上げ場所も1999年より「くずは」から「淀川河川公園」に移転されました。今年9月、19年ぶりに「水都くらわんか花火大会」として復活することになりました。
当支部でも、過去に「第27回 枚方まつり・くらわんか花火大会」(2002年8月25日)を「枚方名勝」編で取材しています。
■2019年9月1日「くらわんか花火大会」 動画・写真
■【過去の取り組み】
2014年 7月 |
井關拓史・余田 圭二郎・叶 真士ら3名で設立 |
2015年10月18日 |
枚方河川敷にてギネス記録(線香花火)に挑戦。記録は達成できなかったが、12年ぶりに淀川の河川敷で約75発の花火を打ち上げ |
2016年8月28日 |
枚方河川敷にて「SUNSUNフェスティバル in 枚方 – 家族の遊び場」を開催。ふれあい動物園やエアー遊具、ケータリングカーなどが集い、フィナーレには250発の花火を打ち上げ。約4,000人の来場者 |
2018年9月2日 |
枚方河川敷にて「ライトアップフェスティバル 枚方をツナグ」を開催。前年同様エアー遊具、ケータリングカー、音楽ステージに加え、地域のPRブース・子供縁日を、開催。フィナーレには約1,200発の花火を打ち上げ。約40,000人の来場者 |
2019年9月1日 |
枚方河川敷にて「ライトアップフェスティバル ひろがり」を開催。イベント内容は2018年と同様開催。フィナーレには約1,200発の花火を打ち上げ。約55,000人の来場者 |
2020年・2021年 |
新型コロナウイルスの感染拡大によりイベント開催中止 |
2022年9月4日 |
第一回水都くらわんか花火大会 開催 |
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