”カラオケ持歌 ♫ 驚異の2000 曲”
枚方市東中振1丁目在住
2019年3月27日 取材
1.取材訪問
カラオケファンなら誰でも持っている「持歌手帳」、ハガキ大の手帳に100~300曲の曲名と歌手名を記載している方が多い。今回取材させて頂く北川さんはスケールが異なり(歌謡曲だけで)2000曲以上はあると言われる。当然パソコンに入力されている。「持歌リスト」以外に「歌唱リスト」というものがあり、毎回歌唱する曲を克明に記録されており、ある時から同一例会では「同じ歌は唄わない」「新曲しか唄わない」という驚くべき目標を設定されている。
松愛会本部カラオケ部、枚方南支部カラオケ同好会に共に在籍8年、レパートリーの多さと正確な歌唱が注目され、入会早々に両会とも世話役に就任。
本部では会長、支部では事務局長の重責を担当され、きめ細かい世話好きの性格から、会員各位から「偉大な尊敬」と「驚異の眼」を受け続けられている北川さんを、東中振のご自宅に訪問した。
2. 北川さんのプロフィール
北川さんは高知県高岡郡出身で1942年(昭和17年)生まれの76歳。1961年(昭和36年)に松下電器へ入社、電機事業部営業部に配属。2年後に営業所へ移動、電機大阪営業所、近畿電機営業所、近畿産業機器営業所、特機営業本部、インダストリー営業本部等を歴任。
在職中の前半は、国内で各種モータの販売拡大、後半は国内外の受発注他の各種システムの企画を担当され、2002年定年退職された。その後も顧問として、2004年までシステム企画の仕事を継続された。
3. 趣味を始めた動機と活動概要
小学校時代から唄は好きで、地元ラジオ局の「童謡大会」に出演されたり、村祭の「のど自慢」等で唄われており、松下入社後も宴会やお客様招待旅行で唄わされることも多く、スナック等でのカラオケも好きだった。
2004年に退職後の7年間は、松愛会活動には無縁で何かに参加したいとは思われおり、2011年の支部新春懇後の2次会で、中野さん(支部同好会の初代会長)に入会を勧誘されたのが、その後の本格的カラオケ活動開始の動機となられた。
「カラオケの魅力」とは何か?の問いに、次の様な回答を頂いている。
➀ 健康効果が期待できる(脳の活性化、ストレス発散)
➁ 自己満足に浸れる(人に聴いて貰える、忘我の境地)
➂ 潜在的欲求が実現できる
(あんた♪ あんた恋しい♪ 等と語りかける)
➃ 喜怒哀楽に乗って表現できる(嬉しさに乗る、悲しさを乗り越える)
結局、本部カラオケ部と支部カラオケ同好会に殆ど同時に入会され、新しい世界が広がる。ネットのお勧め新譜情報、YouTube、CS等の歌番組の推奨新曲から好みの曲を選んで「持歌」を増やし、例会毎に当日の歌唱曲を記録し「歌唱リスト」を作成開始。「アフターカラオケ」活動も楽しみの一つに昇華されていった。
4.松愛会枚方南支部 カラオケ同好会活動
入会は同好会発足と同時の2011年4月、現在会員が約30名で2組に分けて運営されているが、両組の世話役として月2回出席され毎回4時間で4~5曲、年間約100曲を唄う。世話役として最初はリモコンへの曲入力等を担当、現在は事務局長として会の運営全体を担当されている。会場は枚方市川原町商店街のカラオケ喫茶「絆」。
5.松愛会本部 カラオケ部活動
正式名称は「松愛会近畿部会カラオケ部」、2019年4月から会長へ就任。1989年(平成元年)に発足し30年経過。会員数約70名で5組編成、各組月2回の練習日が設定され毎回6時間で6~7曲、年間約150曲を唄い込む。
イベントは年1回の「カラオケ大会」で、全会員が1~2曲のカラオケを披露、「全会員懇親会」の場も兼ねられている。会場は門真市の「松心会館」。
6.今後の目標他
(1) 今後の目標
今後10年間は唄い続け自己記録を積み上げる。本部例会では累計歌唱3000曲(現在:1288曲)、連続新曲歌唱(同じ唄なし)2500曲(現在:860曲)を目指したい。
人生100年時代と言われる今日、五体満足で健康寿命を延ばすことが大切である。頭部から爪先までのあらゆる箇所を刺激する「血管刺激型自己流体操」を、毎朝起床直後に約45分続けておられる。
視力・聴力の衰えから 運転に不安を感じ始めた60歳で思い切ってマイカーを廃車、バスにも極力乗らない様に心掛け、減るばかりの「貯金」に見切りをつけ「貯筋」に励んでおられる。
(2) カラオケを目指す方への助言
➀体が許す限り唄い続ける(目標を立て挑戦する)
➁唄から逃げられないようにする(世話役を引受ける)
➂新曲の誘惑に負ける(新曲に常にチャレンジする)
<取材:梅原・吉川・徳田、HP作成:吉川>
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