百済寺跡 築地塀復元工事見学会【自由投稿】

松島 可美【12班】2023. 9.30

 

◇百済寺跡 築地塀復元工事見学会

国の特別史跡百済寺跡において、現在、復元工事中の築地塀を、創建当時(奈良時代)の在来工法と現代工法を比較しながら担当職員の解説付きで見学できる見学会が9月30日(土)に開催され参加しました。

再整備基本計画に基づき、平成27年度から再整備工事に着手し、令和4年度から令和5年度にかけては築地塀の復元工事に着手しています。
築地塀のほとんど(青枠)は「現代工法」で整備し、オレンジ枠(6m)は昔の「従来工法」です。これが大変です。

令和5年3月に第1期基礎工事が完了し、7月中旬より版築(土を層状につき固めて壁や塀をつくる古代工法で20cmの層を、11回に分けて)を開始。
1週~2週間隔で作業を行い、8月で5層目(高さ1m近く)までの施工、状況です。9月にようやく9層目(高さ2m近く)までできました。
その他、使用する土の選定・瓦紋様・葺き方についての確認などが行われていたそうです。

令和5年度には、築地塀が完成予定です。ぜひ、完成したらまた、見に行きたいと考えています。

【現代工法】

【従来工法】

 

★「百済寺跡築地塀整備工事 進捗状況」詳しくは、こちら をご覧ください

★2016年4月に「枚方の民話 第5話『 百済王の物語 』を取材しています。合わせてご覧ください

★百済寺跡は、奈良時代後半に百済の王族の末裔、百済王氏一族が氏寺として建立したと考えられる寺院の跡です。円形に加工した精巧な礎石が多く残り、奈良時代創建当時の主要堂塔の土壇などが良好に遺存する数少ない遺跡であること、また百済王氏の歴史的背景とあいまって、古代日朝文化交流の史実をあらわす価値の高い史跡であるとして、昭和16年(1941)に国史跡に、昭和27年には特別史跡に指定されました。

 

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