9月1日は「防災の日」と「二百十日」そして越中八尾「おはら風の盆」!!【自由投稿】

櫻田仁【3班】2022.8.25

 

 防災の日が9月1日に制定されたのは、1923年(大正12年)に甚大な被害をもたらした「関東大震災」と、その後、1959年(昭和34年)の「伊勢湾台風」で、明治以降で最も多い犠牲者を出した台風が由来とされています。また、古くから伝わっている「二百十日」も立春から数えて210日を指し、この時期は台風が襲来し、稲作などが大きな被害を受けやすい厄日とされていました。
 この三つの要素を防災に結び付けて、翌年の1960年(昭和35年)に「防災の日」とすることが、閣議で決定されました。

  さて、大阪府では、9月2日(金)「大阪府880万人訓練(13:30地震発生・13:33大津波警報発表)」が行われます。
『防災の日をきっかけに防災対策の見直しを!!』
特に、①ハザードマップをチェック、②避難場所と避難ルートの確認、③防災グッズの見直し、④ご家庭で災害時の対応を話し合うなど、再度チェック・ご確認願います。

 忘れていませんか、2018年6月18日「大阪北部地震」と、9月4日「台風21号」のことを・・・!!

 また、昔から「※八朔(はっさく)」、「二百十日」、「二百二十日」は、農家の三大厄日とされ、風を鎮める祭りを行って収穫の無事を祈っていました。このような風祭は全国各地に残っています。
 特に有名なのが、9月1日~3日に300年以上の歴史をもつ富山市八尾町で行われる風祭、越中八尾「おはら風の盆」で、独特の風情が人気を呼び小説や歌にも多く登場しています。

・・・災害は忘れたころにやってくる、備えあれば患いなし・・・

 

※「八朔(はっさく)」とは、旧暦で八月の朔日(1日)のことで、2022年は8月27日(土)。稲穂が実り始める時期、古くから各地で「豊作祈願」の行事が行われます。また、「田の実」が「頼み」に通じることから、よく頼みごとをする相手に贈り物をするなど、今ではなじみのない日になっています。
 京都祇園では、芸妓や舞妓が芸事の師匠やお茶屋に「おたのもうします」と挨拶回りをする伝統行事「八朔」が今も続けられています。

 

 

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