櫻田仁【3班】2022.8.21
処暑(しょしょ)は、二十四節季の第14番目(二十四節季は立春から開始)。暑さが峠を越えて後退し始めるころと言われています。しかし、関西ではまだまだ残暑の時期が続きますが、朝夕は少しずつ涼しさが増してきます。 また、日没時間は18時30分過ぎになり、だんだんと日暮れが早くなって、 1カ月後の秋分の日には昼と夜の時間がほぼ同じになります。
さて、そろそろ夏バテを起こしやすい時期で、食欲が落ちるとちょっとした気温の変化で体調も崩れやすくなります。そこで、このころに店頭に並ぶ秋の味覚「さんま」、新鮮なさんまのワタ(ビタミンが多い)ごと焼いて、おろし大根とスダチ(酢橘)を絞り醤油をたらして食べると箸がとまらないほどの美味しさで、いつの間にか食欲不振も吹っ飛びます。
また、この時期に旬を迎える野菜といえば、茄子・・・「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがありますが、意地悪な意味だと思っていませんか? そういう意味もありますが、「美味しくて食べすぎたら体が冷えるから控えて」という優しさもあるのです。そのくらい美味しい茄子ですが、実際に水分をたっぷり含んでいるので、暑い夏に体を冷やす効果もあり、まだまだ残暑が厳しい時期、食べて内側から涼しくなって暑さをのりきることが大切です。特にビタミンBやカリウム・鉄分など体に優しい栄養素が含まれ、そして紫色の皮にはナスニンと呼ばれる成分が多く、強い抗酸化作用で老化を抑制します。加えて動脈硬化や高血圧の予防にもつながります。
会員のみなさま、暦の上では秋へと向かっているとはいえ、まだまだ暑い残暑の処暑。体調管理と、この時期の食中毒にも気をつけないといけない季節です。清潔な環境で美味しく料理をいただいて、元気で処暑を乗り切っていただければ幸いです。そしてコロナに加え熱中症対策で、命と健康を守る行動をお願い申し上げます。
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