第9回 枚方市総合福祉会館『ラポールひらかた』
2008/02/15
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「ラポールひらかた」は障害者・高齢者等に対する福祉サービスの充実を図るとともに、市民の福祉活動を促進することを目的とした、枚方市の福祉ネットワークの拠点施設です。具体的には高齢者・障害者のデイサービス、温水プール、各種相談、福祉情報の提供などの事業を中心に、研修室や温水プールの施設の開放もされています。
「ラポール」(rapport)とは、人と人との調和、信頼関係を意味するフランス語で、会館を利用する人どうしの出会い・ふれあい、調和・信頼関係が広がるようにとの願いを込めて名付けられました。
平成20年2月15日(金)、指定管理者である社会福祉法人 枚方市社会福祉協議会の津熊さん、徳富さんにお話を伺いました。
【 「ラポールひらかた」の運営 】
「ラポールひらかた」は、枚方市の市民福祉の拠点として、平成10年に竣工しました。 施設は枚方市のもので、指定管理者は「社会福祉法人 枚方市社会福祉協議会」です。
枚方市社会福祉協議会、枚方市ボランティアセンターが、ここを拠点としています。 校区福祉委員会、民生委員・児童委員協議会の事務局は、枚方市社会福祉協議会が担当されています。
デイサービスは、別の業者が指定管理者となり運営されています。
【 施設の概要 】
・開館時間:午前9時 ~ 午後10時
但し、研修室などの利用は午前9時30分~午後9時30分)
・休館日:毎月第2日曜日、および年末年始(12月30日~翌年1月4日)
但し、プールの定休日は、毎週火曜日と会館の休館日です。
・交通アクセス: 枚方市駅北口より徒歩スグ、関西医大枚方病院東隣
府道京都守口線(旧 国道1号線)沿いです。
自動車は「ラポール枚方南」交差点を入り、建屋の西側に駐車場があります
が、来館にはできるだけ電車・バスをご利用ください、ということです。
・施設の概要
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【 事業の概要 】
障害者・高齢者のデイサービス、福祉情報提供、各種相談、福祉活動支援等が、ここのメイン事業です。
① | デイサービスでは、入浴、給食、機能回復訓練などのサービスを利用することができます。 利用者は20~30人/日、週1~2回/1人利用されています。 |
② | 福祉関連では、1Fに福祉用具展示コーナーで車イスなどの福祉用具の展示、4Fに福祉関連の図書やビデオ観賞できる福祉図書コーナーがあります。 |
③ | 高齢者や障害者などの人が生活する上で抱える諸問題についての各種の相談が行われ、ピアカウンセリングは、毎週第1・3水曜日に行われています。 |
④ | 福祉活動の支援として、自主的な福祉活動の団体・ボランティア団体に会議室 (ミーティングルーム)が設置され、利用することができます。 但し、利用については一定の要件を満たした団体となります。 その他、2・3・4階の集会室・各訓練室・各研修室・和室等も同じく、利用に当たっては、事前に団体登録が必要です。 |
⑤ | 温水プールは、個人利用ができます。 ・利用時間:10時 ~ 20時30分 ・定休日:毎週火曜日及び会館休館日 ・料金(2時間、市内在住):大人500円、小人及び65歳以上の場合、250円 ・プールの利用には、必ず水泳帽が必要です。 |
⑥ | 各種講座として、高齢者向けの講座・親子で参加できる講座・レクリーダ養成などの市民講座も行われています。 |
【 取材後の雑感 】
① | 会館を運営されている皆さんのお話の内容や、すれ違ったときの明るい挨拶など、「ラポールひらかた」の主旨を体現し、その目的が実現されている感じを受けました。 |
② | 設立10年としては、施設の活用度がまだ低いように思いました。 稼働率UPのためのPRが、より一層必要ではないか、と感じました。 |
③ | 目の不自由な方にとって、バリアフリーはスペースの境界がわからず不便な面もある、パソコンの音声機能やテレビの副音声のお陰で、点字の読める人が少なくなっていることなど、我々が知り得なかった課題を福祉相談員の方から教えられました。 |
④ | これからますます高齢化が進む中で、福祉活動とともに、介護予防の観点から健康維持指導にもより一層力を入れて欲しいと思いました。 |
◆「ラポールひらかた」へのリンク
・枚方市ホームページよりリンク
http://www.city.hirakata.osaka.jp/soshiki/fh-soumu/rapport-sisetsuannai.html
・枚方市社会福祉協議会よりリンク
http://www.hirakata-shakyo.net/rapport/
<レポータ:岸本、山添、冨松、金箱、井須 WP編集:永井>