第4回 『南部生涯学習市民センター』
2006/12/7
<画像をクリックすると大きく表示されます>
枚方市のほぼ中央、牧野車塚古墳の隣、関西外大片鉾学舎移転跡を市が買い取り防災公園や火葬場の整備を中心とした「安心と輝きの杜」が作られた。その一角に「枚方市立中央図書館」が平成17年4月に開設された。
南部生涯学習市民センター(愛称ユーカリ)は香里丘1丁目、 京阪バス桑ケ谷駅すぐ東側にあり、平成15年12月にオープンした新しい施設(3階建て)である。 1階玄関を入ると正面奥に事務所受付け、右側に明るく広いロビーがある。このロビーは誰でも予約なしで利用できるので多くの市民が 読書、会話、囲碁などを楽しんでいた。
早速2階のイベントホールにて、明山所長、施設管理の今木さんから説明を受けた。
○ 施設の主な内容
【1 階】 事務室、ロビー、リサイクル工房、講義室、作陶室、録音室など。
【2 階】 イベントホール、料理室、音楽室、フリールーム、スタジオなど。
【3 階】 多目的室、美術室、集会室(LANあり)など。
このセンターの特徴は、太陽光発電システム、雨水の利用(トイレ、植栽等)、リサイクル工房など環境をテーマに取り組んでいることである。また、館内は明るく落ち着いた雰囲気で 利用しやすい。
印象的な設備は、1階の明るく広いロビー、2階の舞台付き照明音響設備の整ったイベントホール、その他清潔に管理使用している陶芸室、完全防音の音楽室とスタジオなど素晴らしい機能であった。
○ 施設の運営
市民の声を反映するため公平性を維持しながら市と市民代表との共同企画で立ち上げられた。運営メンバーは18名で担当し、内15名はボランティアで参画している。毎月1回運営委員会を開き、アンケートにより各行事の評価を行い次に生かしているのも大きな特長といえる。
基本的には、多くの市民の利用を進めあらゆる団体にも門戸を開いている。(規約には一部制限と制約はある)
現在、約350人(1階ロビーの利用を除く)がこの施設を利用している。
○ 総合印象
全国的に公共機関の財政が厳しく、簡素で効率的な運営が強くもとめられており、当市はその対応にいち早く民間の活力を導入し、行政改革の実現に向かって進展されていることを痛感した。
来年4月より施設利用料が改定されるが、市民のニーズに的確に応えて改革を進める姿勢が継続されれば市民の信頼を獲得し、この施設がさらに盛況で発展されると確信している。
来館した午後1時過ぎは1階ロビーの利用者はまばらであったが見学を終えた5時前には平日で雨天の中にもかかわらず満室の状況であった。
【南部生涯学習市民センターのご案内】
○ 場 所 枚方市香里ヶ丘1丁目1-2
○ 電 話 050-7102-3143
○ 開館時間 9時00分~21時00分
○ 休館日 毎週火曜日
○ 利用料 別途料金表による。(センターにて)
○ 駐車場 スペース狭く、バス利用がお勧め。
記事: 田宮、大熊 WP編集:永井
- 正面入口にある壷は、センター作陶室で作られたもの
- センター正面入口奥にある事務所受付
- センター1階ロビーは明るく広い、多くの市民が集う
- センター1階ロビーで囲碁、将棋に熱中
- センター1階ロビー、太陽光発電の発電量が表示されている
- 2階イベントホールにて説明される明山所長(右)と今木さん
- 2階イベントホール舞台装置の面白い仕組みを聞く
- 2階イベントホール舞台装置
- 2階イベントホール、前に椅子を並べ定員180人となる
- 2階イベントホール、天井が高い
- 2階イベントホール、音響設備は「RAMSA」を使用されていた
- 2階料理室、ナショナルIHクッキングテーブルです
- 2階料理室、定員25人が利用できる設備が備えられている
- 2階料理室、厨房設備や食器類が清潔に管理されている
- 2階スタジオ(完全防音)、青少年のバンド活動への対応
- 1階リサイクル工房、再生材料での機織を見学
- 1階作陶室、現在200人が10班に分れ活動中
- 1階作陶室、材料や道具がキチンと管理されていた
- 1階作陶室、電気ろくろ、手ろくろもある
- 1階作陶室、焼成炉の前で説明を聞く
- 1階作陶室、陶器の色を出すための上薬(釉薬=ようやく)
- 1階作陶室、製作中の作品
- センター裏にあるユーカリの木
- センター裏にあるテラス、料理室に直結しテーブルを出して食事もできる
- センター裏より3階集会室が見える
- センター裏側全景、2、3階部分
- センター駐輪場
- センター駐車場、やや狭く、バスでの来館がお勧め