第11・12回『いちょう通り・淀見通り』
2004年12月 2日
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◆いちょう通り(香里ヶ丘九丁目~香里ヶ丘八丁目)
香里ヶ丘九丁目交差点から、香里ヶ丘八丁目にかけて住宅公団の初期の一戸建て分譲住宅が閑静な高級住宅街になっている。けやき通りから淀見通りに抜ける道路が「いちょう通り」と名づけられ銀杏並木が続く。
素晴らしい銀杏並木が続いていたが昨年交通の安全から大量の剪定が行われ、かっての盛り上げるいちょうの素晴らしい枝ぶりが損なわれ、銀杏の実も殆どつかなくなった。
両側の住宅街は個性豊かで、建て替えも進み瀟洒な町並みが続く。この地域は、屈指の住環境に変り香里ヶ丘七丁目、六丁目とあわせて枚方では素晴らしい町並みで知られるところとなった。先進の文化と住環境を備えた地区としてもてはやされた地区でもある。
◆淀見通り(香里ヶ丘~以楽公園)
淀見通りは香里ヶ丘から以楽公園まで、香里丘陵の稜線に沿って香里団地を取り巻く外周道路である。
香里ヶ丘からバス道の「けやき通り」と分かれて、香里ヶ丘保育園を過ぎ、税務大学と枚方二中の間を通る。閑静な住宅街に突如そびえる大林の高層マンションからさだ山公園を過ぎるともう淀見公園である。淀見公園は、淀川が見渡せる位置に在ったから名付けられたと推測するが、すぐ横に巨大なマンションが建ち塞がり淀川は公園フェンスとなっている西側の一角からようやく確認が出来る程度である。ただこの公園には、すぐ横のマンションからの子ども連れと、丘の向こうにある聖徳園の高齢者福祉施設の入居者との交流があったり、広場での七香会の老人クラブのグランドゴルフの会場になるなど地域の交流に欠かせない場所になっている。
この公園のすぐ隣には市の妙見山配水場の給水タンクがあり、煙突がそびえている。この煙突は、この地区にあった戦時中の火薬製造工場の跡地が、戦後も殺人兵器工場として使われること無く、平和な住宅団地に生まれ変われたシンボル「煙突に寄せて平和を誓う」として残されている。
淀見公園から以楽公園までの道路が淀見通りと名付けられた。市立四中と五常小学校の間にある以楽公園は、名匠 森三玲による作庭で、香里団地の中にある17ヶ所の公園の中で唯一水が湧き出る美しい公園である。
通常は入所の場所が制限されているが、春と秋には公開されすべてに入園が出来る。
<リポーター:山添・中西・梅原・金箱・冨田 HP作成:冨田 WP編集:徳田>