「特別史跡 百済寺跡 築地塀整備」

【新 枚方発見について】

2024/ 5/ 9 作成

「特別史跡 百済寺跡 築地塀整備」

枚方市では、「特別史跡 百済寺跡」で、2022年10月より築地塀整備工事を進め、2024年3月に完成しました。
※なお、「百済寺跡公園」の再整備工事は、2025年3月まで続きます。

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全体の説明図

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在来工法の説明図

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現代工法の説明図

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瓦葺の説明図

「現代工法」と「在来工法」

復元した「築地塀」のほとんどは、「現代工法」で行われましたが、「東門」より北側6mは、創建当時(奈良時代)の「在来工法」で行われました。「在来工法」で行う部分は、2023年7月中旬より版築(土を層状につき固めて壁や塀をつくる古代工法)は、20cmの層を、11回に分けて行われました。1週~2週間隔で作業を行い、8月で5層目(高さ1m近く)までの施工、9月にようやく9層目(高さ2m近く)までできました。それまでにも、使用する土の選定・屋根に葺く軒瓦の紋様や葺き方についての確認などが行われていたそうです。

★2023年9月30日(土)開催の「築地塀復元工事 見学会」の内容はこちらをご覧ください。

2023年11月25日(土)に「築地塀復元工事(瓦葺)」を見学しました。瓦葺の様子を この高さで見れるのはこの機会だけです。たくさんの瓦が整然と並んでいました。

★枚方の民話 第5話『 百済王の物語 』(2016年4月作成)は、こちらをご覧ください。

★「築地塀復元工事」(枚方市HP)の進捗状況は、こちらをご覧ください

★「ブラタカシ 枚方に古代都市!?」(広報ひらかた R2年12月号)は、こちらをご覧ください

★『特別史跡』とは・・・ 昭和24年(1949)1月、法隆寺金堂で火災がおこり、金堂の壁画が焼損しました。
その後「文化財保護法」がつくられました。「文化財保護法」では、➀古文書や仏像、建造物などの『有形文化財』のうち、重要なものは『重要文化財』に指定され、そのうちたぐいない国民の宝たるもの」が『国宝』に指定されます。②『遺跡』のうち重要なものは『史跡』に指定され、そのうち 「学術上の価値が特に高く、我が国文化の象徴たるもの」が『特別史跡』に指定されています。 2017年11月現在、『史跡』は全国で1,795件あり、そのうちの62件が特別史跡に指定されています。
ここ【百済寺跡】は、昭和27年3月29日に最初に制定された『特別史跡』(25か所)のひとつです。

 

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