2018.6.1
東香里在住 2班
健やかに老いること(健老)
愛媛県松山市に生まれ、学校卒業後は横須賀の海軍航空技術敞で終戦を迎え、その翌年1月に松下電器に入社した。振り返ってみると90歳代も半ばを過ぎてしまった。
健康で歩けることは何よりもうれしいことである。よく人からお元気なのは何がよいのですかと問われると、何をおいても歩くことですよと言う。健康の第一条は歩くことに努力することだと思う。最近まで続けた通勤は京阪バスで香里園に、そこから京阪電車に乗り北浜で乗り換えて地下鉄の堺筋本町まで行く、それが週末になると脚が痛くなって歩けない。
いろいろと健康法はないかと探してみると、”ふくらはぎ健康法” が目にとまった。自分で一生懸命に太ももをマッサージしてみたが効果はあまりない。人に相談してみると正式にプロにかかったらと言われ、駅前のプロのところに行くと脚マッサージがメニューにあった。早速やってもらうと、ところどころピリッと飛び上がるほど痛い。しかし、これを受けると週末に痛くなることはなくなって、このプロのところへは1年ぐらい通った。もちろん、自分でも太ももを揉むことは毎日続けた。だんだんとプロのマッサージの方は、月2回、月1回と減らしてきた。
今でも歩けてはいるが本当に遅くなった。子供や知人と歩くときは、後ろから付いてきてくれと頼まないと歩けない。いくら遅くとも歩くことは生きていく基本だと思う。
もう一つは、些細なことでも何にでも興味を追い続けることの大切さを思う。私は95歳まで週5日、大阪能率協会でボランティアの仕事を続けてきた。こんな社会との知的な触れあいを身近に続けてきたことも今の健康につながっていると思っている。新春懇親会・支部総会などの松愛会行事や、出身事業場のOB会などにはできるだけ出席している。今後も意識して多くの人と出会いを続けたい。
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