健康に関する情報の入手について
健康や病気に関する情報は現在では、インターネットを通じて豊富な情報があふれています。健康に関する情報は実はかなり難しく、医学的にもわかっていないことも多く、さまざまな研究によって医学的事実も日々更新されていることも大変多く、このような状況から我々が情報を得るには、変化にいち早く対応できるインターネットの健康情報を得ることが最善といえます。ただし「信頼できるものであれば」ということが前提ですので、ここでは科学的に裏付けされた信頼できる情報を提供している「第一薬品工業(株) 」が運営しているウェブサイト「健康情報」で掲載されているお話を中心に紹介します。
第一薬品工業株式会社様からは会員の健康維持を目的することでの利用の許諾をいただきましたので、第1回は第一薬品工業株式会社サイトで「健康情報」から「きんさんのきんトレ」の健康づくり情報を中心にご紹介します。
また無理なくお手軽に取り組める筋トレもおすすめします。
高齢者の筋トレは
高齢期を前向きに生活するための健康づくりとして、筋トレを始めませんか。
加齢によって衰えていく筋肉。仕方のないことだと諦めていませんか。高齢者でも筋トレをすれば筋肉は成長し、実年齢よりも若々しい体でいることは可能で、健康長寿の秘訣になります。
高齢者が筋トレで得られるメリット
- 筋肉が強化されて 疲れにくい身体になる
- 筋力が上がるので寝たきりの予防になる
- 脳に良い刺激が伝わり 認知症の予防になる
- 日常生活で体の痛みを感じにくくなる
- 体だけでなく心も健康になり 「人生が楽しくなる」と言われています
今回は第一薬品工業株式会社に使用の許可を得て、第一薬品工業株式会社サイトで「健康情報」から「きんさんのきんトレ」の健康づくり情報をご紹介します。
また無理なくお手軽に取り組める筋トレもおすすめします。
きんさんのきんトレをご存知ですか
きんさんが教えてくれた歩くことの大切さ!
今回の健康情報は、双子の姉妹きんさん(成田きん)・ぎんさん(蟹江ぎん)のきんさんが継続的に筋トレを行っていたことを紹介し、高齢者の運動の大切さをお伝えいたします。
■ きんさん・ぎんさんを覚えていますか?
「きんは100歳100歳、ぎんも100歳100歳」。
このダスキンのTVコマーシャルを覚えておいででしょうか?
このTVコマーシャルから人気に火がついたきんさん・ぎんさん。「笑っていいとも」に出演したりCDも出すなど、人気者だったことをお覚えの方も多いでしょう。100歳を超えてもお元気で、まさに「理想の老後像」でした。
■ 実は歩けず初期の認知症を患っていたきんさん
人気者だったお二人のうちのきんさんは、マスコミに取り上げられる前に自力で歩くことができず、更には「1から10まで数えることが出来ない」「あいうえおを言えない」など初期の認知症を患っていたことをご存知でしょうか?テレビでのお元気なお姿を見ると思いもつかなかったことだと思います。
一方、ぎんさんは特に調子の悪いところもなく非常に元気でした。ぎんさんが口癖にしていた言葉が「人間は足から死ぬ」というもの。毎日歩いて足を鍛えていました。
■ ぎんさんを見て一念発起。足を鍛えて歩けるようになり、認知症も克服!
自分の足で歩くぎんさんを見て、きんさんは「ぎんはよく歩くぞ」「わしもぎんのようになりたい」と一念発起され、足を鍛えると決めたそうです。90代後半から毎日のように足、特にふくらはぎを鍛えていらっしゃいました。その結果、足の筋肉が鍛えられて歩けるようになったそうです。歩けるようになると記憶力も驚異的に回復して、認知症も克服。歩くことで全身の血流が改善し、脳の血流も増えた為と考えられています。
「ここまで長生きさせてもろうたら、二シェンネンまでがんばってみます。」そう言っていたきんさんがお亡くなりになったのは、2000年1月21日。2000年になるのを待っていたかのように息を引き取りました。107歳と5ヵ月、眠るような大往生でした。
なにも言わなくなった姉と対面したぎんさんは、「なんで、しゃべらん。なんで、こうつべたく(つめたく)なったぁ」とつぶやき、自宅に帰ると頭からすっぽり布団をかぶり泣いてしまいました。
ぎんさんがお亡くなりになったのはその翌年、2001年2月28日。とても安らかなお顔できんさんのもとへ旅立って行かれました。
きんさんとぎんさんの長寿の秘密を記した「きんさん ぎんさんが丈夫で長生きできたワケ」という本が出版されています。その中でぎんさんの健康長寿の秘訣が紹介されていますが、中でも誰もが見習えるのが右記の4つです。
■ 私たちも運動を毎日10分間増やそう!そのためにも運動器の健康を保とう!
厚生労働省では、運動の指針や基準となる「健康づくりのための身体活動指針」と「健康づくりのための身体活動基準2013」を発表しています。その中で毎日の身体活動(生活活動+運動)について65歳未満は60分、65以上は40分を薦めています。また、運動習慣として、30分以上の運動を週2日以上行うように薦めています。
まずは、今より10分多く体を動かすことから始めましょう。運動は認知症や生活習慣病をはじめ様々な疾患の予防につながることが知られています。運動を行う為には運動器(骨・筋肉・関節)の健康が重要です。元気なうちから体を動かして運動器の健康を維持し、いつまでも運動を継続することで体全体の健康を守っていきましょう。
◆ きんさん ぎんさんが丈夫で長生きできたワケ 「あけび書房 2009年7月発刊」
ぎんさんの室生昇主治医と、ぎんさんを病理解剖した棚橋千里医師がきんさん・ぎんさんがなぜ「丈夫」で「長生き」できたのか、ぎんさんの体がどれほど若々しかったのかを、分かりやすく記します。
そしてぎんさんの4人の娘さん達のぎんさんの生活ぶりの座談会も実にユーモラス。きんさんぎんさんに限らず、健康長寿の秘訣を両医師が整理。
◆ 下半身の筋肉について
人間の身体の中で、下半身の筋肉の割合はおよそ60〜70%。つまり、下半身を鍛えることで効率的に身体の60%以上を鍛えることができると言われています。
出典:第一薬品工業(株) 健康情報
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構成:光藤 富雄
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