介護サービス・障害年金
役所への障害認定申請・介護認定申請(第1回)
(家族・両親・子供・本人など)
・様々なサービスは、障害や介護認定を受けないと受けることができません。
・できるだけ早く認定を受けて、速やかにサービスを受けることが、家族の負担を軽減すると同時に、本人のリハビリによる回復を大幅に早めることになります。
自治体への申請
(身体障害・知的障害・精神障害者認定)
まずは、市役所の障害支援課に相談する必要があります。
各種申請等は、支援課のアドバイスに基づいて行ってください。
枚方市福祉事務所 障害支援課(市役所別館):TEL072-841-1457
まず重篤な病気・怪我をした場合は、初期の治療・手術後に、回復の見込みを主治医と相談し、健常な状態に戻るのが難しい、障害が残ると推定された場合、速やかに市役所の福祉課に相談をして、障害認定の申請手続きを開始してください。
障害は、身体障害、知的障害、精神障害に分類され、障害認定された場合は、障害に応じた手帳が発行され、そこには障害の程度に応じた等級が記載され、等級に応じた福祉サービスが提供されることになります。
◆申請手順
1)申請
市役所の福祉課で申請用紙に必要事項を記載して申請する。
2)調査・認定(介護認定審査会)
訪問調査・面接:市役所から調査員が病院又は自宅に訪問し、障害の程度を確認します。面接は手術等が終わり状態が安定してから実施されます。概ね手術や初期治療終了後1ヶ月後くらいです。福祉課と相談して面接日を決めます。
主治医に意見書を書いてもらい市役所に送付してもらう。
上記調査結果と主治医の意見書を基に認定審査委員会で審査されます。
3)結果通知
概ね1ヶ月後に審査結果が通知され、障害区分(等級)が記載された障害者手帳が発行されます。
◆サービスの利用手順
1)福祉サービス事業者を決める。ケアマネージャ(ケアマネ)を決める。
市役所から事業者一覧見せてもらい近所の複数の事業所に電話して受けたいサービスを提供してもらえるか確認してから決めること。あるいは介護を受けている友人に実績があり信頼できるケアマネを紹介してもらう。
障害者本人の担当ケアマネが、介護サービス計画書を作成し、その計画に沿ってサービスを受けることができます。
認定区分により受けることができる介護保険サービスが決まります。
介護保険サービス費用の自己負担割合は、本人の年収及び世帯の年収の両方の条件で決まり、1割~3割の区分があります。
支援サービスには、自立支援と地域生活支援の2つがあります
自立支援給付(サービス):国の制度・全国同一ルール・サービス
地域生活支援(サービス):各市町村・都道府県独自のサービス
1)自立支援給付(サービス):国の制度、全国統一ルール・サービス)
介護サービス事業者を決める。
ケアマネに相談して介護サービス事業者とサービス内容を決めます。
通所リハビリサービス(デイケア、ショートステイ)、訪問介護サービス(訪問リハビリ)、福祉用具事業者(電動ベッド、車いす、義手など)は、多くの事業者があり、それぞれに特徴がありますので、ケアマネと相談して障害者本人に適した事業者を選びましょう。
2)生活支援サービス(各市町村・都道府県の独自サービス)
自治体ごとにサービス内容や費用負担が異なり、サービス事業者や担当ケアマネによってはサポート対応が難しい場合もあるので、ケアマネに相談するだけでなく、自分で調べることが重要です。
市役所の福祉課障害支援課で、「福祉のてびき」をもらって熟読して、対象となるサービスを確認してください。申請はケアマネに関係なく自分でする必要があります。
障害者手帳とは別にサービスの種類ごとに市役所に申請が必要です。
日常生活用具の給付
電磁調理器、障害者用特殊用具器具、吸引器、酸素ボンベ等
ガイドへルーパー派遣(移動支援)
屋外の移動を補助
自治体サービスなので、住民税・市民税の未納・滞納者はサービスを受けられない場合があります。
3)その他、介護支援制度を知る。
公共料金の割引(自分で個別に申請が必要)
水道・下水道料、NHK受信料、文化施設・美術館・博物館利用料、携帯電話基本料金、公共施設駐車場、自動車税・高速道路料金、所得税・住民税など
年金
障害基礎年金・障害厚生年金
1)年金事務所に行って申請を行う。
障害の元となった病気・怪我の初診から1年6か月以上後に申請が可能です。
申請書類はかなり煩雑で量も多く、医師の障害度合確認書もかなり厳密な書類が必要です。基礎年金番号(年金手帳)・戸籍謄本・医師の診断書(障害認定)・受診状況証明書・就労証明書・障害者手帳など。
障害年金は厳密に審査され申請しても却下されたり、何度も書類不備、証明書の追加などで差し戻しになることが多く、申請後半年から1年以上かかることもあります。但し認められれば、権利が発生した日にさかのぼって年金が適用されますので年金事務所に確認ください。
通常の年金額が多い人は、障害年金の方の金額が低くなり申請する意味がない場合もあるので、年金事務所で最初に試算してもらいましょう。
作成:水上
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