2023年11月30日
2023年の社会見学会は「造幣局の工場・造幣博物館の⾒学」です。
4年ぶりの社会見学会は、総勢27名での開催となりました。
天満橋駅に集合し、暖かい日差しを背に、旧淀川沿いをOBPを横目に見ながら造幣局に向かいます。
まずはそろって、集合写真を撮影しました。
いよいよ工場見学スタート、桜の通り抜けの小道を通って貨幣工場に向かいます。
★ 貨幣工場見学 ★
まずは貨幣工場2Fの見学通路から、1F設置のプレス等の大型プラントを見学(貨幣の形抜き・縁つけ・熱処理・洗浄など)。ガイドさんから詳しく説明いただきながら見学させてもらえます。
次に貨幣工場3Fにあがり、模様付け(圧印)・検査工程の見学です。貨幣を扱うことはその重量との戦いのようです。
貨幣工場4Fでは計数・袋づめ工程を見学できますが、このときは機械が調整中でした。
工場見学の最後にはガイドさんに熱心に質問されている姿も見受けられました。
★ 造幣博物館見学 ★
貨幣工場から連絡通路を渡って造幣博物館3Fの展示室に直結しています。
◎3F展示室1
富本銭、和同開珎から江戸時代の大判・小判、造幣局が製造した明治以降の貨幣などを展示しています。
◎3F展示室2
わが国の記念貨幣、貨幣セット及び造幣局が製造した外国貨幣を展示しています。
また、海外から集めたユニークな貨幣なども展示しています。
◎2F展示室
貨幣の製造工程、勲章、日本で開催されたオリンピック・パラリンピックの入賞メダル、国民栄誉賞盾などを展示しています。
◎体感コーナー
1億7千万円の金塊、442万円の銀塊にタッチすることができました。
◎重量体験コーナー
重たい貨幣袋・千両箱を実際に持ってみることもできます。千両箱は20kgあります。
◎撮影コーナー
その場にいた人で記念撮影。3時間弱の見学会、たいへんお疲れ様でした。
近年、消費税やキャッシュレスで、時代に翻弄されている業界なのに、この分野で働く人達を支えているのは、こういう歴史に積みかさねられた重みなのかなって思いました。見るものすべてに歴史を感じます。来年も、ぜひ多数の社会見学会へのご参加をお待ちしています。
写真:松島 芝、HP作成:芝
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