笑いの効用を学んでます【吉村 義典さん】

2班 吉村 義典 さん

 

 一昨年、京都南支部から転入してきました。少し自己紹介させていただきます。

 約20年前の還暦を機に、残された人生の軸足を「利」から「義」に、「強」から「優」に、「満」から「空」に移そうと決意、“自然を学び自然体で暮らす”をモットーに実行してきました。
 登山を通じて、自然の懐で五感を磨き、自然の厳しさや日本の四季の素晴らしさを満喫することができ、多くの愉快な仲間ができました。しかし、後期高齢者となり、気持ちは青春ですが、体は翁、部品が劣化し医者に係ることが増えました。そこで健康寿命を延ばすためには何をすればいいかを漠然と考えていて、七年前に「日本笑い学会」と出会いました。入会した当初、異文化の世界に迷い込んだような戸惑いもありましたが、知れば知るほど、役に立つことも多いので笑うことの効用の一部を紹介します。

ネパールのプーンヒルにて吉村さん

  • 免疫力アップ
     笑うことで、NK細胞と言う免疫力をつかさどり細胞を活性化させる効果があります。コロナやインフルエンザーなどの感染予防になり、罹った時には楽しい事を考えたり、お笑い番組などを見て笑顔でいることも有効です。
  • 血糖値を下げる効果
     血糖は多すぎても少なすぎても困ります。このバランスを整えるのに、笑いが大いに役立つことが証明されれています。
  • ポジティブな方向へ行きやすいという効果
     笑顔は顔のたるみを予防するエクササイズにもなります。笑顔は顔の表情を作る筋肉を全て使うので、顔を引き締めるには非常に効果的です。(笑顔に勝る化粧なし。仏頂面してきた人が急に作り笑いをすると気持ち悪いので日頃からのエクササイズが必要です (一怒一老)
  • 脳の血流を良くする効果
     笑うと脳の血流が増し、血管が詰まって起こる脳梗塞や痴呆の予防、回復に役立ちます。また、笑う時は腹式呼吸になっています。腹式呼吸は、活性酸素(病気や老化の原因となる)を取り除く物質を発生させてくれます。さらに、横隔膜を働かせるために、胃腸の消化機能も良くなり、便秘解消の効果もあります。(これはカラオケなども有効です)
  • 笑顔は人間関係の潤滑油
     笑顔は相手に安心感を与えます。笑顔があると、相手も話しやすくなります。ただし、口は一つ、耳は二つあることを忘れず相手の話を良く聞くことが大切です。
  • 幸福感をもたらす効果
     笑うと脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌されます。この物質は幸福感をもたらすほか、モルヒネの数倍の鎮静作用で痛みを軽減します。

 これらの効果が期待できる笑いは無料で、マイナスの副作用もありません。ただし、即効性はないので、コツコツと継続していくことが大切です。

 人生、やり直しは効きませんが、何度だって出直しができます。仕切り直しができます。人生80年、いや100年時代、「老いてますますあかん!!」でも、変わりたいと思えば変われます。人生を楽しむのはこれから、今からです。大いに笑って、いつまでも元気に過ごしましょう!

 あなたの人生の舞台で、あなたが主役です。一生演じ続ける名優になりましょう。私が笑えばあなたも笑う、自分の笑顔に惚れるんです。これを続けましょう。

 最後に、妻と二人暮らしの小生の処世訓

「逆らいません いつもニコニコ 従わず」

 皆さんの何かのお役に立てば幸いです。

<参考文献>

「笑いは心と脳の処方せん」昇幹夫(二見書房)、「笑いの人間関係」井上宏(講談社現在新書)他

大阪府のホームページ「笑いと健康」:“大阪発笑いのススメ”

この大阪府のホームページぜひ一度覗きに行ってください。笑いが健康に及ぼす影響や笑いを取り入れた具体的な取り組みが多く紹介されています。知事に成り代わりお勧めします。吉村

下記の写真は、定年後愉快な仲間たちと日本百名山を始め海外の山々に登ったときの一部です。

 

記事・写真:吉村 義典、HP作成:宮元
以上


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