13班 藤川 勲 さん
私がこの家庭菜園を始めたのは、60歳で定年退職してすぐでした。やるからには徹底してやろうと決意して始めました。
それは、孫に農薬のかかった野菜を食べさせたくないのが第一の理由。それに、私自身野菜は好きじゃなくて、とにかくもっと野菜はおいしくならないかと考えたのが第二の理由です。始めたころは30坪程度でしたが、やめる方がたくさんおられて、今や200坪作付けしています。
私の農業へのこだわりは、有機栽培、無農薬を徹底する事です。そして安心・安全・おいしい野菜を孫に食べさせること。
全く化学肥料を使わないかというと、成長期に少し追肥する程度には使いますが、ほとんどは有機肥料で栽培しております。ただ有機肥料は有効な成分が少なく、化学肥料の半分以下です。また一番効果の高い鶏糞などは、アルカリが高く作物を選びます。
従って、全体的に出来上がった作物は小ぶりです。だた、食べていただいた方からは、野菜の本来の味と匂いがすると言っていただいております。
無農薬は徹底してやっています。隣の菜園の方にもご協力願って、農薬が散布しないようにお願いしております。
ただし、虫さんはいろいろ出てきます。都度いろいろな対策をやって駆除しますが、中々駆除できません。キャベツの青虫は、手で取って駆除している状態です。他は、米酢、木酢液などを薄めて散布していますが、効き目は農薬ほどではありません。
従って、見た目はよくありませんが、安全です。日本の農薬は安全、無害とされていますが、残念ながら海外で使用を禁止されているものが日本で使われています。
最近は、雑草との戦いです。作物は順調に育たないのに、雑草はしっかり育ちます。
とにかく畑の周り、畝間、作物の周囲と良く育ちます。雑草は草刈り機で、他は抜くしかありません。炎天下だと非常に苦労します。
あと、苦労するのが動物による食害です。ハクビシン、タヌキ、アライグマ、カラスなどがよくいたずらをしてくれます。6月にはアライグマにイチゴを、7月にはカラスに西瓜をやられました。アライグマ、タヌキは、電気柵で、カラスには釣りで使うテグスで防御しています。動物連中との知恵比べを毎日やってます。
一番の喜びは、孫がきて、イチゴや、西瓜や、野菜類を食べて「おいしい」と言ってくれることです。その一言が欲しいために、今日も汗まみれで頑張っています。
※写真の説明:
①今、成長期の落花生(おおまさり)です。普通の落花生の倍の大きさのある落花生です。生の落花生をゆでて塩をかけるとおつまみに最適です。
②さつまいもも今成長期です。約8mの畝が4つあります。孫の芋ほり用と焼き芋用に作っています。
③丹波の黒豆、枝豆用です。今年は夏の日照りで実のつき方が悪いですが、ビールのつまみには十分です。
④今、収穫時期のピーマン、万願寺とうがらし、茄子ですが、暑くて日照りが厳しく溝に水を引いて乾燥を防いでおりますが、厳しい状態にあります。
➄これはご存じない方もいらっしゃるでしょうが・・・これはアスパラガスです。今は休養期間、秋に向かって葉を伸ばし新芽を出す準備をしています。
⑥草取りは欠かせません。
記事・写真:藤川 勲 HP作成:宮元
以上
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