フェリー「さんふらわあ」で九州への旅

2024年8月28日 福本 照道(10班)

フェリーターミナルの「さんふらわあ」

 7月上旬、フェリー「さんふらわあ」で九州へ旅行しました。今回乗船の「さんふらわあ」は2023年に就航したばかりの新造船で、LNG(液化天然ガス)を燃料としており、船内も美しく改装され、楽器演奏などのイベントもあり、快適な船旅を楽しめました。

 午後1時頃に大阪南港フェリーターミナルを出港し、瀬戸内海航路を航行、途中「明石海峡大橋」「瀬戸大橋」「来島海峡大橋」を通過し、翌日早朝に「別府港」に入港しました。

 別府からはバスでの移動となり、別府から少し南下して“東洋のナイアガラ”と呼ばれる「原尻の滝」(大分県豊後大野市)を見学しました。田園地帯に突如現れる幅120m、高さ20mの滝は、滝の正面の吊り橋「滝見橋」から全景を見るのもよし、滝壺付近の地上から雄大な滝を見上げるのもよし、しばし時の経つのも忘れる景観でした。

 さらに南下して宮崎県に入り、有名な「高千穂峡」を見学しました。「高千穂峡」は、阿蘇山の火山活動で噴出した火砕流が付近を流れる「五ヶ瀬川」に沿って流れ出し、急激に冷却された結果、柱状節理の断崖となったということです。あたりは遊歩道が整備されており、けわしい断崖の様子や滝の流れる様をじっくり観察することできました。特に神話の水源に関連して名付けられた「真名井の滝」は、岩の間から水が溢れ出ているようで、本当に神秘的でした。付近にはお食事所があり、神楽を舞うのを見ながら「高千穂郷土料理」を味わうことができ、心身共に高千穂気分でした。

 食事後は日向灘方面に向かい、日豊海岸国定公園内にある「日向岬」を散策しました。あたり一帯の断崖は、柱状節理が広がり、壮大な景観でした。岬全体が馬の背に似ていることから「馬ヶ背」と呼ばれるようになった所から海を見下ろすと、柱状節理の断崖が目に迫ってきて圧巻でした。付近の遊歩道の先端にある「日向岬展望台」からは、広大な日向灘の景観を満喫できました。また「馬ヶ背」を側面から見ることができ、本当に馬の背の形に似ていることを実感しました。

 大分から宮崎への九州旅行もここで終わり、「宮崎ブーゲンビリア空港」から「伊丹空港」まで約1時間のフライトで帰阪しました。今回の旅行は「大自然に親しむ良い旅」となりました。

HP作成:福本 照道

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