2022年3月24日(木)
投稿者:4班 養父 規幸
久々のやぶちゃんのカクテル講座です。
今回のテーマは「何でも炭酸で割っちゃおう!」です。炭酸で割る、というと一番ポピュラーなのはウイスキーでしょう。これは「ハイボール」と呼ばれています。(由来は諸説あるのでネットでチェック下さい。)
ただ、個人的にはウイスキー(スコッチ)は水割りの方がオススメです。逆に、バーボンウイスキー(やテネシーウイスキー)は水割りより炭酸で割る方が断然おいしいと思います。以前ご紹介したカンパリを炭酸で割ったカンパリソーダも食前酒としてよく飲まれます。また、カーター大統領の時代のアメリカ西海岸では白ワインの炭酸割が流行ったそうです。(試しましたが、イマイチでした。)アメリカ人が健康志向に関心を持ち出した頃です。その結果ではないのでしょうが、世界におけるアメリカのリーダーシップが弱まりだしたので、西部劇映画のスターだったレーガン氏が次の大統領になると、「なんと軟弱な!」と、再びストレートのウイスキーをショットグラスで一気飲みする文化に戻った、とどこかで聞いたような気がします。
最近知った炭酸で割ると意外とおいしいスピリッツは、ラムとテキーラです。ラムはライムを絞りコカ・コーラで割ったクバリーブレ(キューバの自由)しか知らなかったし、テキーラもマルガリータかストレートしか知らなかったのですが、リカマンのスタッフの方とメキシコ料理のお店の方に教えて頂きました。どちらもスライスしたライムかレモンで飾った細長のコップに氷を浮かべて飲むと立派なロングカクテルになります。今回のテーマからは外れますが、ジントニックとかジンライムで有名なジンは水で割るだけでも(氷も入れますが)結構おいしいです。是非試してみて下さい。
参考;リカマンで買うと、カンパリ、ジンビーム(バーボン)、バカルディ(ラム)、白ワイン、テキーラ、バレンタイン、ジンが全部で1万円以内で買えます。炭酸は、スーパーの「サンディー」や「業務スーパー」で買うと500mlペットボトルが45円とかで買えます。
ハイボールといえば、最近は「チューハイ」が老若男女問わず飲まれてますが、個人的にはバッカス(酒の神)が怒ってると思います。「チューハイ」って焼酎の炭酸割のことで、「酎(チュー)」と、ハイボールの「ハイ」を組み合わせたものだということを皆さん知った上で飲んでるのでしょうか。「焼酎のソーダ割でっせ?」ただ安く酔いたいだけのオッサンの飲み物ですやん!それをみんなこぞって飲むなんて。リカマンのヘビーユーザーの私が言うのも変な話ですが。ただ、そのチューハイも最近は焼酎ベースだけではなく、○○チューハイのようにウオツカなど無色で香りのないスピリッツをベースに、果汁などを加えて炭酸で割った物もたくさん出てきていますし、わざわざ作らなくても缶入りで簡単に飲めるようになってきました。
缶入りの商品によっては、また居酒屋さんによっては、○○サワーという飲み物もありますよね。「サワー」の語源は、英語のサワー[sour]:酸味のある、から来ていて、スピリッツをベースに、柑橘類などの酸味のある果汁と、砂糖など甘みのある成分を加えて作るカクテルの一種に、ソーダを加えた飲み物を日本では「サワー」と呼んでおり、居酒屋などでも、「チューハイ」と呼ぶお店と「サワー」と呼ぶお店があるように、「チューハイ」と「サワー」はほぼ同じ意味で使われているようです。
そういう意味では、私が作るオリジナルカクテルのほとんどがチューハイもしくはサワーということになります(おもんないなー)が、缶入りは買わず、スーパーやコンビニのジュース/炭酸飲料売り場で、家にあるスピリッツの在庫を頭に思い浮かべ、新レシピを考え、帰宅後に、on the sunny side of the street を口ずさみながら、今日はどのグラスを使おうかな、どんな飾り付けにしようかな、どんなネーミングにしようかな、と考えながら、それを飲んで喜ぶ奥様の顔を想像しながら作る方が楽しいですよ。(缶入りを買う場合は、ちょっとしゃれたグラス移し替え、柑橘類のスライスで飾り付けをし、ストローかコンビニでコーヒーを買った時についてたマドラーを刺す等のひと手間をかけると雰囲気はガラッと変わります。)11ヵ月ぶりのやぶちゃんのカクテル講座でした。See you soon
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以上
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