あの松の木は今日も健在!!
京阪枚方市駅近くの「一乗寺」に隣接した小さな公園に、一本の松の木があります。根元には写真のような「鈴見が松」の看板が立っています。
枚方には多くの昔ばなしがあり、枚方北支部のホームページ(当時は南支部と合同のHP)に2015年4月から3年間「枚方の民話」というタイトルで特集を掲載しました。その時の第一回目の「別子山をたずねて・・鈴見の松」を担当しました。
この話は親孝行の男性・鈴見が鶴を助けた、枚方版「鶴の恩返し」ですが、この地ではかなり有名な昔ばなしで、いろんな文献にも最初に掲載されています。記事作成時「鈴見が松」という名称に興味を惹かれ、枚方のどこにあったのか、言われは何かを調査しました。
この松は、後に天上界に帰った鶴が、鈴見に助けられた場所で、天上界と繋がる所として認識され、長い間「鈴見が松」として大切に保存されていたようです。しかし道路の拡張や、台風によって昭和30年頃に枯れてしまいました。それを惜しんで、2代目の松が植えられ今でも一乗寺の近くの公園に(見つけるのに苦労するが・・)ひっそりと残っているのです。
取材から6年以上経過しましたが、久しぶりに訪れると、少し太く成長した松が、当時のままの看板と共に存在しており、少し安心しました。
写真はクリックで拡大できます。
以上
2021/6/26 HP作成:坂本
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