新しい地図記号をご存知ですか?
小学生の頃、社会科の時間に地図を広げて、いろんな地図記号を学んだ覚えがありますが、皆さん左図の記号をご存知ですか?
国土地理院では、令和元年に新しい地図記号が作られていました。これは洪水や地震災害などの為に建立された「自然災害伝承碑」を表すシンボルで、2021年1月現在全国に741ヶ所の表示がされています。
枚方の周辺では3か所が発見できました。下の地図の中で、3の記念碑は何度も見ていましたが、1 と 2 は見たことが無かったので、物好きな私は自転車で(車では停車して撮影できないとの思いで・・)スマホのGPSを確認しながら、早速現地に見学に出かけました。結果、地図上の位置に記載された位置にその通り記念碑は立っておりました。
地図上の
1:2019年6月に掲載(2020年6月改)
碑名:大塚切れ洪水記念碑 災害名:淀川大塚切れ(1917年10月1日)建立年:1930年
2:1と同時期に掲載されています。
碑名:明治戊辰唐崎築堤碑 災害名:明治元年水害(1868年7月1日)建立年:1890年
3:2020年2月(6月改)に掲載されました。
碑名:明治十八年洪水碑 災害名:明治18年洪水(1885年6月18日・7月2日)建立年:1886年
この石碑は枚方大橋の傍にあり、ご存知とは思いますが、明治18年6月18日・7月2日の豪雨により、現在の伊加賀付近の淀川堤防が約180mにわたって決壊しました。通称伊加賀切れと呼ばれるこの水害は、守口市・門真市、寝屋川市や大東市等一円も水没させ、濁流が大阪市中にも及んだと言われています。石碑は枚方市登録文化財となっています。(現在地へは2010年に移設)
今後、大きな災害が起きませんようにと祈りながら、自転車の”小さな旅”を終えました。
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