黄門様ご一行は、枚方宿でも世直し!!
新型コロナウイルスの影響で、最近のテレビ番組は過去の再放送が多いですが、先日何となく観ていた「水戸黄門」は枚方宿が舞台でした。
「水戸黄門」は1969年から「ナショナル劇場(後にパナソニックドラマシアター)」として、TBS系で長期間シリーズで制作されました。私たちには最も身近な時代劇ですが、今回放映されたのは第28部(黄門さま:佐野浅夫)の18話「大人もビックリ!天才少年・枚方」で、2000年7月17日の再放送でした。
内容は、京都から大阪に向かう黄門さま一行を乗せ淀川を下る三十石船に、小さな船で物売りに来た少年・太郎吉の賢さに黄門さまが感心し、水戸に連れ帰り侍にしたいと誘うが、太郎吉は立派な商人になる夢があり、断りました。物語は大黒屋と悪代官が登場し、いろいろ悪事を仕組むが、最後はお決まりの印籠を掲げて解決し、太郎吉は商人の修行の為、黄門さまから頂いた「鴻池さん(大阪の豪商?)」へ紹介の手紙を胸に旅立ち、一行は守口へと出発したのでした。
この18話では、あおい輝彦が収録中に体調を崩したため、助三郎が登場しない珍しい回でした。枚方が舞台と言うことで、いろんな名所が映されると期待しましたが、三十石船以外それらしい場所は出てきませんでした。
そこで、かつての枚方宿の面影を訪ねてみました。天正年間創業と言われる「鍵屋」さんは有名ですが、その他にも江戸時代初期から庄屋と問屋役人を兼ねていた、楠木一族の後裔と考えられている「木南家」さんや、現在も旧家屋がある「塩熊屋」さんの建物などが、当時を感じさせてくれました。
淀川三十石船歌(一部):ここはどこよと船頭衆に問へば、ここは枚方鍵屋、ここは枚方かぎやの浦よ、網も碇も手につかぬ、鍵屋浦には碇は要らぬ 三味や太鼓で船止める。
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