お墓参りで何を拝む?

亡くなった方を
ホトケと呼ぶ理由の一つは、
仏様の弟子となって
(だから戒名をもらいます)
心にわだかまりがなく、
絶対平等の心境になり、
いつでも心安らかな
存在になったということです。
しかし、その境地に
いることを信じて
いない場合は、
お墓の中は
ホトケでなく「死者」です。
ふだんから死者に
お願いごとをしている人に
不都合なことが起これば、
「死者の祟り」と
受け取る可能性が
大きくなります。
霊感商法は
ここを突いてくるのです。
こういう人は、
願ごとせずに、
亡き人への感謝、
あるいは報告型の
お参りをしたほうが
いいでしょう。
仏教の教えで、
死者をホトケの
地位まで引き上げて
しまえば(
これが仏教で
お葬式をする理由です)
お願いごとしても大丈夫。
ホトケはあなたの願い事が
わがままなら、
それを気づかせて
くれるでしょう。
   境田 和夫より
 (心がすっきり
かるくなる般若心経より抜粋)

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