2012-02-10
■ 枚方市NPOセンターにて、『2回目の小学校』 ラジオ製作教室を開催
本年度のボランティア活動計画の中で枚方市NPOに参加し、ラジオ作りを希望する団体を募集した。
その結果、NPOセンターが企画する『2回目の小学校』にて理科の授業で『ラジオ製作教室』が要望された。
『2回目の小学校』は地域を活性化する市民活動の一環であるが、対象者は、我々と同様なお年寄りとなる。
当初、対象者からみて製作可能か懸念したが、事務局の方が意欲的に『自分のラジオを作る』と名付け、「参加者も積極的で、楽しみにしている」との言葉を受け、今回は地域のNPO活動を支援することとして開催した。
日 時: 2012年2月10日:11:00~14:30
場 所: 枚方市公共施設 サプリ村野
参加者 :『2回目の小学校生徒』 25名 (70歳以下13名、71歳以上12名)
クラブメンバー 6名 (製作指導員)
なお、ラジオは前年度に大阪電通大と共催して製作したストレートラジオと同じものを材料として使用した。
(詳細は CQ誌 2010年12月号にて紹介)
授業は『2回目の小学校の時間割』に従い、30分だけ時間延長して実施。
前年度の中学生を対象にした同じ『ラジオの製作教室』と比べて、製作時間をできるだけ多く とるようにし、写真、実体配線図などにより、回路部品の確認、回路基板上の部品位置の確認 などを中心に丁寧に進めた。
製作は全員を5班に分け、半田付けは製作時に実習してもらうこととした。
「結果」 ラジオを自分の力で完成させた人は5名のみで、残り20名は未完成で終了。
意欲は有っても、細かい部品の配置、半田付け作業は多くのお年寄りにはやや無理であったようだ。
製作作業後のアンケート集計の結果
■参加者の年代は70歳を境にしてほぼ半々。全体の80%が女性
■70歳以下のグループは30%がラジオを完成させたが、71歳以上では完成者は1人のみ。
(この方は分別のある感想を寄せられ、立派であった)
■製作者はおおむね前向きな感想を寄せられ、半田付けに関心が強かった。
未完成18名様のラジオはクラブで預かり、未完成の原因究明を兼ねラジオの補修を実施。
未完成の原因は 配線のミス、部品取付けミスが大半を占め、半田付け不良だけの失敗は僅かであった。
後日、補修完了品はミスしたところを示し、製作者に返却した。
製作したラジオの
部品配置図と回路図を下記に示す
(詳細は CQ誌 2010年12月号にて紹介)
当日の模様は下の写真をご覧ください。
これからラジオの作り方を説明します。 |
袋詰めされたラジオキット26個
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基板上の部品配置の説明、机上には半田ごてが並んでいる。
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組み立て作業開始、指導員が手取り、足取り?指導中。
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余裕のあるグループとそうでないグループ |
教室内は5人で1グループを構成、全員で25人が参加
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参加された2回目の小学生様とSARC指導員のみなさま
大変お疲れ様でした。
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