今年の夏は猛暑が続き、9月に入っても連日35℃近くの残暑が続いています。そんな中、少しでも涼しく感じたい撮影会企画として、戦国時代に堺の豪商が町を守るために掘った環濠を船で巡る「さかい観濠クルーズ」を企画しました。これは毎年春と秋の土・日曜日に運行されているもので20人ほどの小さな観光船で堺の環濠をめぐるものです。秋の運航の最初の便9月15日11時発を予約しておいて、当日10時半に乗船所のある南海本線堺駅に集合です。参加者はゲスト1名計8名です。ところが台風13号が南の方に逸れてくれたものの、その影響か雨天予報が出ていたために急遽本日のクルーズ運航が中止となってしまいました。(T_T)
とはいえ我々撮影隊はそんなことくらいでは撮影中止にはなりません! こうなれば歩いて環濠を巡るしかないので、堺駅前の乗船場所から堺旧港、旧堺灯台へ歩きました。肝心の雨の方は出発前の10時半ころパラパラと降っただけでその後一日中良い天気でした。ホンマにこの雨の予報が恨めしかったです。
旧堺灯台で撮影が終わってから、当初最後に訪問する予定だった宿院にある、堺の生んだ二人の偉人、千利休と与謝野晶子を展示してあるミュージアム「さかい利晶の杜」へ歩いて向かいます。宿院に着いた頃ちょうど昼食の時間になったので、これまたすぐ近くにある評判のそば処「ちく満」へ。ここは昨年新しく建て替えられてきれいになってますが創業が元禄八年という「せいろ蕎麦」を出す店です。これは蒸した「熱盛蕎麦」で一種独特の食感でハマる人はハマるようですね。(^^;) 食事の後はすぐ近くの「利晶の杜」を見学して解散となりました。
一部の人はここからバスで堺駅に向かいましたが、何人かは目の前の阪堺電車で天王寺に向かいました。たまたま来た電車が最新型の堺トラムと呼ばれる超低床式車でこのタイプは阪堺電車には現在4編成しか走っていないそうです。阪堺電車は戦前からの木製車両のレトロなタイプからこの最新型の超低床式車までバラエティに富んだ構成の路面電車なので見学していても飽きませんね。少し脱線しますが11年前2013年に当写真部で阪堺電車我孫子道車庫の撮影会をしたときのレポートがありますので興味ある方は見てみてください。<https://old.shoai.ne.jp/bukai/photo/Satueikai2013_12.html>
というわけで今回のクルーズ船は残念ながらお預けとなってしまいましたが、またいつかトライしてみたいものです。参加された皆さんお疲れさまでした。
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